フランツ・ザーフェル・フォン・ヴュルフェンとは? わかりやすく解説

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フランツ・ザーフェル・フォン・ヴュルフェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 06:05 UTC 版)

フランツ・ザーフェル・フォン・ヴュルフェン
Franz Xaver von Wulfen
生誕 (1728-11-05) 1728年11月5日
ベオグラード
死没 (1805-03-16) 1805年3月16日(76歳没)
研究分野 植物学鉱物学
プロジェクト:人物伝
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フランツ・ザーフェル・フォン・ヴュルフェンドイツ語: Franz Xaver Freiherr von Wulfenハンガリー語: Franz Xaver von Wulfen báró1728年11月5日 - 1805年3月16日)は、オーストリア植物学者鉱物学者登山家イエズス会司祭である。植物の新種 Wulfenia carinthiaca新鉱物であるモリブデン鉛鉱(水鉛鉛鉱、wulfenite)の発見で知られる。

生涯

ベオグラードで生まれた。父親(Christian Friedrich von Wulfen)はスウェーデン系でオーストリア陸軍の高官(Feldmarschall-Leutnant, Altábornagy 「陸軍元帥中将、副元帥、皇帝選抜兵隊長中尉」)、母(márkusfalvi Máriássy család)はハンガリーの伯爵家であった。コシツェの学校を出た後、17歳でウィーンのイエズス会の学校に入り、卒業後はウィーン、グラーツライバッハクラーゲンフルト数学物理学の教師を務めた。1760年代にイエズス会の活動が抑制されるようになった後もクラーゲンフルトに残り、1763年に叙階された。

23歳から熱心に植物学に取り組んだ。主に東アルプス高地の植物を研究した。植物のの採集のためにグロースグロックナー山を歩き、オーストリア・アルプスの調査のパイオニアとなった。1781年に著書、Plantae rariorum Carinthicae を出版した。アドリア海オランダ北部の採集旅行を行った。

著書

  • Plantae rariores carinthiacae. V: Miscellanea austriaca ad botanicam, chemiam et historiam naturalem spectantia, vol. I (1778) str. 147-163 in vol. II (1781) str. 25-183
  • Abhandlung vom Kärntner Bleispate, 1785
  • Plantae rariores carinthiacae. V: Collectanea ad botanicam, chemiam et historiam naturalem, vol. I (1786) str. 186-364, vol. II (1788) str. 112-234, vol. III (1789) str. 3-166, vol. IV (1790) str. 227-348
  • Descriptiones Quorumdam Capensium Insectorum, 1786
  • Plantae rariores descriptae, 1803
  • Cryptogama aquatica, 1803
  • Flora Norica phanerogama, 1858

関連項目

脚注

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