ヲタとは? わかりやすく解説

ヲタ

オタク」のこと。「ヲタク」をさらに短くした表記

ヲタ

「おたく」を略した言い方マニア。主にサブカルチャーに対して、独自の熱意執着を持つ者を指すことが多いが、その意味解釈幅広い

おた

《「オタ」「ヲタ」とも書く》「おたく【一】5」の略。「—(=鉄道おたく)」


おたく

(ヲタ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 17:26 UTC 版)

おたくオタクまたはヲタク)とは、愛好者を指す呼称で、1980年代日本サブカルチャーから広まった言葉である。元来の「お宅」は相手の家や家庭を指す敬称の二人称代名詞であるが、ある特定のサブカルチャーの愛好者を指し示す、現在使われている言葉としての「おたく」の起源は、1983年コラムニスト中森明夫が「コミックマーケット」に集うSF漫画アニメなどの若いファン達がお互いを「おたく」と呼び合っていた現象を揶揄して、彼らを「おたく」として分類したことにある。


  1. ^ 大塚英志「特集・真説おたくの精神史──解題」『comic新現実』第4巻、角川書店、2005年4月、76-77頁。
  2. ^ 飯間浩明. “「おたく」分け入っても分け入っても日本語”. 新潮社. 2022年11月23日閲覧。
  3. ^ 小林信彦『日本人は笑わない』新潮文庫、1994年、pp.45-46
  4. ^ 「オタク」と司法 内田樹の研究室
  5. ^ a b 岡田斗司夫 (1996). “オタクの正体”. オタク学入門. 太田出版. ISBN 4-87233-279-2. オリジナルの2000-12-16時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20001216171500/http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/books/otakugaku/No1.html 
  6. ^ おたく/ オタク/ Otaku同人用語の基礎知識
  7. ^ 遠藤諭 (2013年5月16日). “おたく30周年、発祥の地をご案内しましょう”. 週刊アスキー. 角川アスキー総合研究所. 2020年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月25日閲覧。 “「いまから30年前、私は、『東京おとなクラブ』という雑誌を作っていて、本の町こと神田神保町のはずれにあるビルのワンルームの部屋を借りていた。/当時は、『宝島』や『ポパイ』の元気があったし、『本の雑誌』や『広告批評』なんかも頑張っていた時代である。源喜堂でまとめ買いした『WET英語版』や『Whole Earth Catalog』(スティーブ・ジョブズスタンフォードでの講演の“Stay hungry,stay foolish”はこれからの引用なのですよ)を見ると、米国でも好きなように雑誌を作っている。新宿紀伊國屋書店や神保町の書泉ブックマートなど、全国の30くらいの書店が置いてくれた。そこで、もう少し真面目にやろうかなと思って、オフィスを借りたのだった。/ここの家賃を稼ぎだすために商業誌や自販機本のページ編集なんかをやることになった。その頃、ここによくいた数人の間でだけ使われていたのが『おたく』という言葉だった。それを、“東京おとなクラブ Jr.”という連載をやらせてもらっていた『漫画ブリッコ』に、中森明夫が“おたくの研究”というのを書いたのだ。/クラスターとしてのおたくというのは、この部屋から広がったんだよ」”
  8. ^ 『おたく』の研究 第1回漫画ブリッコの世界(再録サイト)
  9. ^ 『おたく』の研究 第2回 漫画ブリッコの世界(再録サイト)
  10. ^ 『おたく』の研究への反応と反論 新宿マイナークラブ1983年9月号 漫画ブリッコの世界(再録サイト)
  11. ^ 小形克宏「山田さんが声をかけてくれなかったら、今日の僕はなかった」『川本耕次に花束を』迷路'23、2023年、16-30頁。
  12. ^ 『おたく』の研究 「妥協の森」1984年6月号 漫画ブリッコの世界(再録サイト)
  13. ^ オタク・イズ・デッド 岡田斗司夫クロニクル2006/5/24 - YouTube
  14. ^ 森川嘉一郎 2003, p. 181-182.
  15. ^ a b 菊池聡、金田茂裕、守一雄「FUMIEテストを用いた「おたく」に対する潜在的態度調査」『人文科学論集人間情報学科編』第41号、信州大学人文学部、2007年4月、105-115頁、ISSN 1342-2782NAID 110006389058 
  16. ^ “オタク史に咲いた、宅八郎というあだ花 ノンフィクション作家・大泉実成さんと振り返る”. 好書好日(朝日新聞). (2021年1月16日). https://book.asahi.com/article/14105708 2021年11月22日閲覧。 
  17. ^ 岡田斗司夫 2008, p. 64.
  18. ^ 岡田斗司夫『オタク学入門』 新潮社、pp.11-12.
  19. ^ Mammo.tv >> 今週のインタビュー(2002.05.27-06.03号 Part1) 東 浩紀 さん
  20. ^ a b 京都精華大学〈サブカルチャー論〉講義録 第18回「世界の終わり」という想像力の敗北――東日本大震災と『Show must go on』(PLANETSアーカイブス) | PLANETS/第二次惑星開発委員会
  21. ^ 「オタクの力を上手に使え」,野村総研が研究発表 | 日経クロステック(xTECH)
  22. ^ ガルバレス・パトリック・ウィリアム「公の「オタク」のイメージを左右する秋葉原」2009年1月、 オリジナルの2009年10月8日時点におけるアーカイブ。 
  23. ^ asahi.com(朝日新聞社):アニメバブル崩壊 DVD不振、新番組も減 - マンガ+ - 映画・音楽・芸能
  24. ^ Wen Wei Po New Media Center (2008年9月23日). “「御宅族」行「漫畫外交」受年輕人追捧 - 香港文匯報”. 2022年10月22日閲覧。
  25. ^ 著者からのコメント(空白修正)
  26. ^ “「オタク」になりたい若者たち。倍速でも映画やドラマの「本数をこなす」理由(稲田 豊史)”. 現代ビジネス. (2021年6月7日). https://gendai.media/articles/-/83898?page=4 2021年10月23日閲覧。 
  27. ^ “「オタク」になりたい若者たち。倍速でも映画やドラマの「本数をこなす」理由(稲田 豊史)”. 現代ビジネス. (2021年6月7日). https://gendai.media/articles/-/83898?page=5 2021年10月23日閲覧。 
  28. ^ “若者の間に「エセオタク」が激増しているワケ”. 東洋経済オンライン. (2015年12月2日). https://toyokeizai.net/articles/-/92036 2021年10月23日閲覧。 
  29. ^ 「私の戦闘力は53万です」 表現規制反対派・山田太郎氏が当選 SNSフル活用、“オタク層”の支持集める - ITmedia NEWS
  30. ^ “マンガ、アニメ、コミケ…“オタク”集票力は宗教以上 漫画家の自民議員「もはや無視できない政治勢力」〈dot.〉”. AERA. (2022年8月14日). https://dot.asahi.com/articles/-/14948?page=1 2022年8月14日閲覧。 
  31. ^ “ドラマよりもアニメ” 若者のテレビの好みが変わった!~若者のテレビ番組の好み 過去と現在を比較して~ - 『R&D若者ハンドブック2017』より(第2弾リリース)-
  32. ^ “オタク4世代論 アキバ王が語るオタクの“ライト化””. ITmedia NEWS. (2008年3月19日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/19/news027.html 2021年10月21日閲覧。 
  33. ^ 東浩紀 2001, p. 13.
  34. ^ 榎本秋 2009, p. 58.


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