しんじゅう‐きょう〔シンジウキヤウ〕【神獣鏡】
神獣鏡
主名称: | 神獣鏡 |
指定番号: | 377 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1979.06.06(昭和54.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 赤鳥元年五月廿五日在銘/山梨県西八代郡三珠町鳥居原狐塚古墳出土 |
員数: | 1面 |
時代区分: | 古墳 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 内区に四神四獣を配している。四神像は立・坐像の各二つがあり、四獣と交互におかれている。その外辺にある半円・方格内には「□□王天□□月」を、外区には右廻りで「赤烏元年五月廿五日□□□□□□百〓□□□□君侯□□□□萬年」の鋳出銘がめぐる。 わが国の古墳から出土した呉の紀年銘鏡は、安倉古墳(兵庫県・赤烏七年在銘)が知られるのみで稀少性の高い資料である。とくに中国・三国時代、魏との交渉が文献的にも明らかである反面、倭・呉間の直接交渉は知られていないなかにあって、往時の交渉の可能性を示唆する遺品として貴重である。 |
考古資料: | 磐城楢葉天神原遺跡出土品 磨製石斧 神奈川県夏島貝塚出土品 神獣鏡 福井県一乗谷朝倉氏遺跡出土品 福井県鳥浜貝塚出土品 福岡県小郡若山遺跡土坑出土品 |
神獣鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 21:48 UTC 版)
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神獣鏡(しんじゅうきょう)とは、古鏡の銅鏡の区分のひとつで神仙界の理想郷を図文化した鏡。鏡の裏の文様が神像と獣像とを半肉彫にしたものを主として組み合わせた文様を持つものがこう呼ばれる。
概要
中国では、後漢の中頃から、三国時代を経て、六朝時代に及ぶ時期に製作された。
古代中国において発達した神仙思想によって創生された観念上の世界が表現され、不老長寿の理想を文様化したものといえる。
種類
鏡の縁の断面が、平たくなっている平縁(へいえん、ひらぶち)式と、三角形になっている三角縁式(さんかくえん、さんかくぶち)とに大別され、特に三角縁式のものは、魏の明帝が邪馬台国の女王卑弥呼に下賜した銅鏡にあたると言う説があることで知られる。
- 三角縁神獣鏡
- 詳細は「三角縁神獣鏡」を参照
- 画文帯神獣鏡
- 日本、中国でも多数出土する。中国で3世紀に製作されたと思われるが、日本では5世紀後半の古墳から出土することがある。日本からは約60面出土している。畿内地域を中心に出土することや2世紀の末頃北部九州の銅矛、畿内や東海地域の銅鐸が姿を消し、画文帯神獣鏡が現れるのが特徴である。兵庫県姫路市四郷町の宮山古墳[1]、大和天神山古墳四面、三重県鳥羽市の伊勢湾に浮かぶ神島(かみしま)の八代神社収蔵の5世紀のものなどが出土しており、その同笵鏡は三重・愛知県下では、三重県多気郡明和町大字上村神崎山一号墳三面、愛知県岡崎市丸山町亀山二号墳一面、また、ほう製鏡(中国鏡を模して日本で製作された鏡)と思われるものは名古屋市双子山古墳一面、奈良県橿原市新沢109号墳、河内郡川車塚(かわちこおりがわくるまづか)、江田船山古墳から出土している。三重県志摩市大王町波切の塚原古墳からも出土、その同笵鏡は稲荷山古墳の礫槨から出土。大阪府和泉市和泉黄金塚古墳から出土の鏡は、魏の景初三年(239)の銘をもつ。
- 放射式 - 栃木県雀宮牛塚古墳・群馬県原前1号墳・静岡県奥の原古墳・愛知県亀山2号墳・三重県井田川町茶臼山古墳
- 同向式 - 埼玉県稲荷山古墳・群馬県観音塚古墳・千葉県大多喜町・三重県塚原古墳・福岡県伝豊前国京都郡
- 平縁神獣鏡
- 呉で製作された。揚子江流域の江南地方には、環状乳神獣鏡、重列式神獣鏡、対置式神獣鏡、同向式神獣鏡、求心式神獣鏡などの類がある。桜井茶臼山古墳から破片。
- 斜縁神獣鏡
- 詳細は「斜縁神獣鏡」を参照
脚注
- ^ 直径30メートルの円墳で、内区に環状乳を6個配した中国製の三神三獣鏡出土
参考文献
関連項目
外部リンク
神獣鏡(しんじゅうきょう)
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「大神 (ゲーム)」の記事における「神獣鏡(しんじゅうきょう)」の解説
かつて、ある遺跡に祭られていた神聖な鏡。神獣の印が刻まれている。「画点」の筆しらべを使用することが可能で、筆で点を描くとその点が弾丸となって敵を貫く。
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