神王朝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/21 05:38 UTC 版)
神帝(じんてい) 中国全土の統一を果たした若武者。小林拳勢力を押さえ込むため獅子寺を焼き討ちさせる。自身の戦闘の実力は不明。 幻羅(げんら) 神帝の親衛隊長。諸国を行脚し親衛隊にふさわしい強者を集めていた。影虎と黒鷹は実の息子だが、その死の報を聞いても「死に栄光は無い。獅子王に勝利したものこそ我が息子」と言い切る冷徹さは部下の兵から鬼と恐れられている。しかし同時に、獅子王親子の強さの理由が「たった二人の親子だから」であることも認めており、神帝の居城に乗り込まんとする師子王と烈男に対して城内20万の全兵力の投入を命じている。 影虎(かげとら) 龍虎組長で幻羅の息子。命がけの背骨折りで獅子王を足止めし神帝を逃がしたが、最後は両手両足を切断されて絶命する。 星燕(せいえん) 神王朝に用心棒として雇われた達人。殺気を感じて打ち込む居合いの拳「気裂星拳」を使う。獅子王は殺気を捨ててこれに挑んだ。拳法家だった父と自分を獅子王親子に重ねていた。 黒鷹(こくよう) 黒鷹拳の使い手。幻羅の息子で影虎の弟だが、家族愛のようなものは無かった。幼少からの鷹との戦いで全身に無数の傷を持つ。鷹をも凌ぐ視力を持つが、烈男の機転でこれを狂わされ、獅子王の拳を受けた。 熊王(くまおう) 天山(テンシャン)の熊族で熊神拳を使う。熊族は熊を神の使いとして崇めるが、熊王はこれを食す事で自らを魔神とする。熊の皮と牙飾りが特徴。下半身は意外と脆いが、不死身の生命力で獅子王を追い詰める。その心臓の鼓動は氷谷に落ちてなお止まらなかった。 般若蛇(はんにゃじゃ) 蛇拳を使う女性拳士で、マムシを操る。幻羅に騙され、獅子王を家族の敵と思い込む。戦闘時には蛇の面をつける。優しさを装い獅子王たちを誘い込むが、烈男との触れ合いで母の心が蘇り、獅子王への止めを躊躇った所を烈男に倒される。獅子王は仮面の下の正体を最後まで烈男には知らせなかった。 雷電(らいでん) 完結編に登場する龍王の部下の一人。黒い龍の仮面を被っているため素顔は不明(他の兵は同じ形の白い仮面)。雨の降り頻る山林の中、獅子王への不意打ちを試みたが叶わず、一撃のもとに返り討ちにされた。他の兵からは雷電さまと呼ばれており、龍王の部下の中でも位の高い者と思われる。 龍王(りゅうおう) 親衛隊副長で中国唯一の龍拳の使い手。その実力は獅子王に烈男との一端の別れを決意させるほど。完結編でついにその姿を現し獅子王と激闘を繰り広げる。前作『ドラゴン拳』の主人公・竜王拳も「竜拳」の使い手だが、特に関連は描かれていない。
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