さんかくぶち‐しんじゅうきょう〔‐シンジウキヤウ〕【三角縁神獣鏡】
三角縁神獣鏡 (さんかくぶちしんじゅうきょう)
三角縁神獣鏡
読み方:サンカクブチシンジュウキョウ(sankakubuchishinjuukyou), サンカクエンシンジュウキョウ(sankakuenshinjuukyou)
三角縁神獣鏡
主名称: | 三角縁神獣鏡 |
指定番号: | 431 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1987.06.06(昭和62.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 鳥取県西伯郡会見町普段寺一号墳出土 |
員数: | 1面 |
時代区分: | 古墳 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 白銅製。円鈕【えんちゆう】を中心に鋸歯文圏【きよしもんけん】をともなう有節孤文座【ゆうせつこもんざ】を置き、内区の主文様は捩文座【ねじもんざ】に連孤文の乳【にゆう】四箇を配し、各乳間に神像、獣形を交互に表わす。外方には「惟念比□(意)有文章賣者老寿為候王上有鳥在中央」の銘帯と、唐草文帯、櫛歯文帯が、外区には鋸歯文帯、複波文帯、鋸歯文帯が順次めぐる。 本鏡は、いわゆる唐草文帯二神二獣鏡で、図像は神像・獣形を求心的に配し、西王母【せいおうぼ】・東王父【とうおうふ】の区別を明確にした、この鏡式の基本形をよく伝えたものである。同形の鏡に阿為【あい】神社蔵鏡(大阪府)、造山【つくりやま】三号古墳出土鏡(島根県)が知られるが、これらは既に銘帯が省略され、全体に便化した様相を呈し、本鏡の図様が三角縁神獣鏡の原型につらなるものであることを良く示している。 一部に破損があるが、細部にまできわめて明確な鋳成をなす。古墳時代前期を中心とした古墳副葬品に、各種の三角縁神獣鏡の占める割合はきめて大きいが、本鏡はその基準となる一鏡式であり、その学術的価値はきわめて高い。 |
三角縁神獣鏡
主名称: | 三角縁神獣鏡 |
指定番号: | 263 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1964.01.28(昭和39.01.28) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 伝三重県桑名市(旧桑名郡桑名町)出土 |
員数: | 3面 |
時代区分: | 古墳 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 古墳時代の資料。 |
考古資料: | 三彩壺 三彩釉骨壺 三角縁神獣鏡 三角縁神獣鏡 三重県宝塚1号墳出土品 三重県斎宮跡出土品 三重県縄生廃寺塔心礎納置品 |
三角縁神獣鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 02:49 UTC 版)
三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう[1][2]、さんかくぶちしんじゅうきょう[3][4])は、銅鏡の形式の一種で、縁部の断面形状が三角形状となった大型神獣鏡。
注釈
出典
- ^ a b “所蔵資料詳細/三角縁神獣鏡 - 宮内庁”. www.kunaicho.go.jp. 2016年9月15日閲覧。
- ^ “三角縁神獣鏡 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2016年9月15日閲覧。
- ^ "神獣鏡". 国史大辞典. 吉川弘文館.
- ^ "三角縁神獣鏡". 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館.
- ^ 西川寿勝「三角縁神獣鏡と卑弥呼の鏡」『日本考古学』第6巻第8号、1999年、87-99頁、doi:10.11215/nihonkokogaku1994.6.8_87。
- ^ "三角縁神獣鏡". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2018年10月15日閲覧。
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- ^ a b c 下垣仁志 2010, pp. 20–25.
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- ^ 下垣仁志 2010, pp. 26–28.
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- ^ a b c d e 辻田淳一郎 2020, pp. 148–155.
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- ^ “東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 政治的社会の成熟―宝器の創出― 作品リスト”. www.tnm.jp. 2017年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月15日閲覧。
- ^ “画像検索 - 東京国立博物館”. webarchives.tnm.jp. 2018年12月15日閲覧。
- ^ a b 今塩屋穀行「宮崎県高鍋町所在の持田古墳群 その形成過程と評価をめぐって」『宮崎県文化講座研究紀要』37ဦ、宮崎県立図書館、2010年、47-65頁、CRID 1522543655217461888。
- ^ "持田古墳群". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2018年10月23日閲覧。
- ^ “みやざき文化財情報「持田古墳群」”. 2018年10月23日閲覧。
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