安満宮山古墳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 遺跡 > 古墳 > 日本の古墳 > 安満宮山古墳の意味・解説 

安満宮山古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/07 15:21 UTC 版)

安満宮山古墳
所在地 大阪府高槻市安満御所の町(高槻市公園墓地内)
位置 北緯34度51分57.91秒 東経135度38分8.78秒 / 北緯34.8660861度 東経135.6357722度 / 34.8660861; 135.6357722座標: 北緯34度51分57.91秒 東経135度38分8.78秒 / 北緯34.8660861度 東経135.6357722度 / 34.8660861; 135.6357722
形状 長方形墳
規模 18m×21m
埋葬施設 割竹形木棺直葬1基
出土品 副葬品(銅鏡・鉄製品・ガラス小玉など)
築造時期 3世紀
史跡 なし
地図
安満宮山
古墳
テンプレートを表示

安満宮山古墳(あまみややまこふん)は、大阪府高槻市安満御所の町にある古墳。形状は長方形墳。史跡指定はされていない。

概要

高槻市の公園墓地内にある古墳で、もともとは安満山古墳群(6世紀後半から7世紀にかけて造られたと考えられる大規模な群集墳)の中の一つの古墳だったが墓地開発の時に他の古墳は破壊されてしまった。墳形は長方形で、規模は東西18メートル、南北21メートルと推定される[1]。埋葬施設はコウヤマキ製の割竹形木棺の直葬[1]。墓地を拡張するために事前に行った発掘調査によって青龍三年の紀年鏡などの副葬品が出土している。青龍三年の紀年鏡の発見により3世紀後半の築造とされている。

現在は一帯は「青龍三年の丘」として復元整備され、一般に公開されている。

出土品

出土品
今城塚古代歴史館展示。
  • 青銅鏡5面(の年号「青龍三年(235年)」銘鏡・三角縁神獣鏡をふくむ)
  • ガラス小玉1600個余り
  • 鉄製品(鉄刀・鉄斧)

出土品の中に青龍三年の銘鏡及び三角縁神獣鏡が出土したことから、それらの銅鏡が邪馬台国の女王卑弥呼が魏から贈られた「銅鏡百枚」の一部とする説もある。

文化財

重要文化財(国指定)

  • 大阪府安満宮山古墳出土品 一括(考古資料) - 内訳は以下。平成12年6月27日指定[1]
    • 銅鏡 5面(1面に青龍三年の銘がある)
    • 鉄製品 9点
    • ガラス小玉 一括
    • (附指定)苧麻布片 2点

交通

JR西日本東海道本線 高槻駅から高槻市営バス上成合行きで、磐手橋下車後公園墓地を登って徒歩25-30分。ただし、お盆彼岸には市営墓参バスが運転される。

脚注

  1. ^ a b c 大阪府安満宮山古墳出土品 - 国指定文化財等データベース(文化庁

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「安満宮山古墳」の関連用語

安満宮山古墳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



安満宮山古墳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの安満宮山古墳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS