海外日系人協会とは? わかりやすく解説

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海外日系人協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 05:36 UTC 版)

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海外日系人協会(かいがいにっけいじんきょうかい、英語名:The Association of Nikkei & Japanese Abroad)は、海外諸国の日系人を通じた対日理解の促進と相互繁栄を目的に、海外日系人と日本との架け橋として各種交流・協力事業を推進する日本の公益財団法人

概要

海外日系人協会(かいがいにっけいじんきょうかい)(英語名:The Association of Nikkei & Japanese Abroad)は、第二次大戦後、米国各地の在留邦人日系人が、敗戦国となり混乱のさなかにあった祖国日本へ、激励のために粉ミルク等の食料や衣料等の援助物資を送った「ララ物資[1] といわれる救援活動に対し、感謝の意を表する祭典[2] を開催するための事務局となった、当時日本に唯一存在していた海外日系人関係の団体「海外日系人連絡事務局」を母体としている。

目的

  1. 海外日系人(在本邦日系人を含む)との連絡・協議の推進
  2. 我が国及び地方公共団体等が行う国際協力、国際交流事業への協力
  3. 海外諸国の日系人を通じた対日理解の促進と相互繁栄

所在地

横浜市中区新港2-3-1

沿革

  • 1957年 5月 - 国会、関係団体により「国連加盟記念・海外日系人親睦大会」(第1回大会)を開催。
  • 1960年 5月 - 海外日系人連絡協会を設立、海外日系人大会をはじめ海外日系人との親善交流を推進。
  • 1967年 2月 - 財団法人として認可。
  • 1991年 7月 - 「日系人相談センター」を開設。
  • 1999年 4月 - 日本海外移住家族会連合会の解散に伴い、同連合会が実施してきた海外日系人訪日団の受入、および移住者家族子弟研修生事業を引き継ぐ。
  • 2000年 7月 - 特定公益増進法人として認可
  • 2004年 6月 - 「継承日本語教育センター」設立
  • 2006年12月 - プライバシーマーク取得
  • 2012年 4月 - 公益財団法人移行認定

主な事業

脚注

  1. ^ 「ララ物資」として送られた救援物資は、昭和27年当時の価格で400億円を超え、そのうち約20%、80億円ほどが在留邦人・日系人からの援助物資であった。
  2. ^ 「在留邦人・日系人の労苦を慰め、同胞愛への謝恩を表する」歓迎の祭典を開催する声は国会議員の間から持ち上がり実現した。

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