修験道と義経伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:18 UTC 版)
「義経=ジンギスカン説」の記事における「修験道と義経伝説」の解説
義経伝説が色濃く残る岩手県宮古市の黒森山は羽黒派修験と密接な関わりを持つとされ、国の重要無形民俗文化財である黒森神楽は山伏神楽の代表的なものである。このように、三陸沿岸北部は山伏の一大根拠地であり、この地の義経伝説は「弁慶の大般若経」「鈴木重家の笈」など修験道との関わりを示すものが多い。これら修験者の残した道具や巻物が、判官びいきの心情と結びつき伝説を形作っていったと考えられる。更に江戸時代中期の盛岡藩の儒学者であった高橋東洋(高橋子績)が、これらの伝説をまとめた『黒森山稜誌』『奥州南部封域志』などを執筆したことで、現在につながる義経伝説を成立させることとなる。
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