不動明王に祈って天上に昇る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 10:05 UTC 版)
「相応 (僧)」の記事における「不動明王に祈って天上に昇る」の解説
延喜15年(915年)、相応は不動明王像に往生を祈念した。すると、夢の中で明王は相応を須弥山の頂上に連れて行き、十方浄土を見せて「願い求める浄土に往生するがいい」といった。目覚めて相応は感激し涙で衣をぬらした。その後、都率天の内院への往生を祈念すると、夢の中で都率天の外院に至った。内院にいた慈慶大徳(伝未詳)が相応の来るのを見て、紫磨金の獅子に乗り出て来て「私は法華経読誦のおかげで内院に往生した。お前も早く本山に帰って、ひたすら法華経を転読しなさい」と諭した。その後、相応は法華経転読に専念した。
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