電気信号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 16:01 UTC 版)
「オートネゴシエーション」の記事における「電気信号」の解説
オートネゴシエーション(以前のNWay)は、10BASE-Tにおいて他の装置の接続の存在を検出するために使用しているものと同様のパルスに基づいている。これをconnection present(接続存在)パルスと言い、イーサネット装置によって、フレームを送受信していないときに送信される。最大パルス幅200ナノ秒、公称持続時間100ナノ秒の正極性の電気パルスであり、16ミリ秒の間隔で生成される(タイミング変動許容範囲は8ミリ秒)。このパルスは、10BASE-Tの用語ではlink integrity test (LIT)パルス(リンク整合性試験パルス)と言い、オートネゴシエーション仕様ではノーマルリンクパルス(NLP:normal link pulse)と言う。 50〜150ミリ秒にわたってフレームもLITパルスも受信されない場合、装置はリンク障害を検出する。この方式が機能するために、装置は受信に関係なくLITパルスを送信する必要がある。 オートネゴシエーションは、NLPとラベル付けされた同様のパルスを使用する。NLPは単極で、正極性のみで、公称期間は100ナノ秒である。ただし、各LITは、125マイクロ秒間隔で送信される17〜33個のパルスからなるパルスバーストとなる。このパルスバーストはファストリンクパルス(FLP:fast link pulse)バーストと呼ばれる。FLPバーストの開始間の時間間隔は、ノーマルリンクパルス間と同じ16ミリ秒(変動許容誤差は8ミリ秒)である。 FLPバーストは125マイクロ秒間隔(許容誤差14マイクロ秒)の14個のNLPで構成されている。2つの連続したNLPの各対の間に(すなわち、パルス対の最初のNLPの62.5マイクロ秒後に)追加の正のパルスが存在する場合がある。この追加パルスの存在は論理1を示し、存在しないことは論理0を示す。結果として、各FLPは16ビットのデータワードを含むことになる。このデータワードはリンクコードワード(LCW:link code word)と呼ばれる。リンクコードワードのビットは0から15までの番号が付けられている。ビット0は時間内の最初のパルスに対応し、ビット15は最後のパルスに対応する。
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「電気信号」の例文・使い方・用例・文例
- 電気信号の
- 電気信号を電話音へ変換し、また戻すモデム
- 電気信号の強さを減衰させるための電気装置
- 電気信号を音に変えるための電気音響変換器
- 電気信号を遠くからでも十分に聞き取れるよう大きな音に変換する電気音響変換器
- 一定の頻度で電気信号を作り出すことができるように特定の線と面に沿って切られたクォーツの薄板あるいは小さなロッド
- 電気信号を音に変える
- 電気信号が通る経路
- 音のまたはアナログ電気信号の波形においての変化(通常望まれない)
- 要求されていない源(大気や受信機のノイズや求められていない送信機など)から発せられる電気信号
- 電気信号の形になっている情報を視覚的に表示する装置
- 画面を電気信号に変換して遠隔地に送る,電送写真という通信方式
- 電気信号を送り伝える
- 光の信号と電気信号とを処理する集積回路
- 光の信号と電気信号を処理する集積回路
- ホームバスという,家庭における各種の電気信号を一組のケーブルで分配集信するシステム
- 電気信号を送る給電線
- 音波を電気信号に変換する装置
- 音声を電気信号に変換したり逆変換したりする装置
- コンピューターにおいて,アナログ回路という,連続的な電気信号を処理する電気回路
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