試薬
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試薬(しやく、英: reagent)もしくは試剤(しざい)とは、化学実験で反応させる目的で製造した薬品をさす呼称であり、メーカーが販売しているものを指すことが多い。同一の化合物であっても、生体や組織に作用させる薬品は試薬と呼ばれることは少なく、生化学あるいは生理学実験では薬剤と呼ばれる。そしてヒトや動物の疾患の治療に用いられる場合は医薬品(動物薬)である。一方、人工的な条件下で行う生物学実験などにおいては、酵素や受容体そのものを生体より取り出して作用させる場合にこれらを試薬と呼ぶこともある。
- ^ “化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の運用について” (PDF) (2004年3月25日). 2020年9月10日閲覧。
- 1 試薬とは
- 2 試薬の概要
試薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/21 06:23 UTC 版)
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試薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 07:54 UTC 版)
抗マラリア薬、抗アメーバ薬としての効能を持つが、日本では主に研究用試薬として販売されている。 クロロキン(Chloroquine)、KEGG D02366、CAS 54-05-7 塩酸クロロキン(Chloroquine hydrochloride)、KEGG D03469、CAS 3545-67-3 クロロキン硫酸塩(Chloroquine sulfate)、KEGG D07680、CAS 132-73-0 ヒドロキシクロロキン(Hydroxychloroquine)、KEGG D08050、CAS 118-42-3
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試薬
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「フェリシアン化カリウム」の記事における「試薬」の解説
無機化学では鉄イオンの検出などに用いる。2価の鉄イオンを含む溶液に加えると濃青色沈殿(ターンブルブルー)を生じ、3価の鉄イオンの溶液に加えると溶液が褐色になる。 有機化学では穏やかな酸化剤として使われる。 生理学の実験では酸化還元電位を増加させる目的にしばしば使われる(pH 7 で E0' はおよそ +436 ミリボルト)。その場合、普通は亜ジチオン酸ナトリウムが還元剤として使われる(pH 7 で E0' はおよそ −420 ミリボルト)。
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試薬
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「イライアス・コーリー」の記事における「試薬」の解説
いくつかの新規な合成試薬を開発している。 クロロクロム酸ピリジニウム (pyridinium chlorochromate, PCC) - アルコールのアルデヒドへの酸化に広く使われる。 t-ブチルジメチルシリルエーテル (t-Butyldimethylsilyl ether, TBDMS) - 一般的なアルコールの保護基。 キラルホウ素触媒による不斉ディールス・アルダー反応およびケトンの還元
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試薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 01:29 UTC 版)
比色分析にでは様々な発色試薬を用いて、分析対象物質の存在を測定可能な色に変換する。無機化学、有機化学では金属イオンや元素の分析、生化学の分野では酵素、抗体、ホルモンの分析に発色試薬が用いられる。生化学での発色試薬の例は以下の通り。 p-ニトロフェニルリン酸はアルカリホスファターゼ(ALP)によって加水分解され黄色を呈する。肝機能検査に用いられる。 クマシーブリリアントブルー(CBB)はタンパク質定量(ブラッドフォード法)に用いられる染色試薬。タンパク質と結合すると褐色が青色になる。ビシンコニン酸も同様にタンパク質の定量に用いられる。 TMBはELISA試験において用いられる免疫染色のための試薬。
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試薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 01:06 UTC 版)
「ジエチルパラフェニレンジアミン法」の記事における「試薬」の解説
DPD試薬 - N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン1.0gをメノウ乳鉢中で粉砕し、無水硫酸ナトリウム24gを加え、結晶粒を粉砕しない程度に混和したもの。「DPD錠」として1回分を錠剤にした市販品もある。反応試薬として液状にして添加する場合もある。 リン酸二水素カリウム溶液(0.2mol/L) - リン酸二水素カリウム27.22gを無炭酸精製水に溶かして1Lとしたもの。 水酸化ナトリウム溶液(0.2mol/L) - 水酸化ナトリウム8.00gを無炭酸精製水に溶かして1Lとしたもの。 リン酸緩衝液(pH6.5)- 2.を100mL、3.を35.4mLを混合した後、これにtrans-1,2-シクロヘキサンジアミン四酢酸(1水塩)0.13gを溶かしたもの。 1.と4.を用いて試験を行う場合と、「DPD法用粉体試薬」として1回分ずつ分包されたものや、1回分を錠剤にした市販品を用いて行う場合がある。
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試薬
出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 13:13 UTC 版)
名詞
発音(?)
- し↗やく
- し↘やく
翻訳
- アルメニア語: ռեագենտ (hy), ազդանյութ (hy)
- イタリア語: reagente (it) 男性, reattivo (it)
- イド語: reaktivo (io)
- 英語: reagent (en)
- オランダ語: reagens (nl) 中性
- カタルーニャ語: reactiu (ca)
- スウェーデン語: reagens (sv) 中性
- スペイン語: reactivo (es) 男性
- タガログ語: pamalibilos (tl)
- チェコ語: činidlo (cs) 中性
- 中国語: 試劑 (cmn), 试剂 (cmn) (shìjì)
- 朝鮮語; 시약 (ko)
- ドイツ語: Edukt (de) 中性, Reagenz (de) 中性
- トルコ語: reaktif (tr)
- ノルウェー語:
- フィンランド語: reagenssi (fi) (chemistry)
- フランス語: réactif (fr) 男性
- ベトナム語: thuốc thử (vi)
- ポーランド語: reagent (pl) 男性
- ポルトガル語: reagente (pt) 男性, reativo (pt)
- マオリ語: matū tauhohe (mi)
- マン島語: ym-obbree (gv)
- ルーマニア語: reactant (ro) 男性
- ロシア語: реагент (ru) 男性, реактив (ru) 男性
「試薬」の例文・使い方・用例・文例
- 妊娠検査試薬
- 私たちはこの試薬を用いて、結果を明らかにした。
- この試薬の準備にはあと3週間くらい必要です。
- 化学試薬
- (顕微鏡下の研究のための標本について)試薬または染料で治療されない
- 一定体積の標準溶液あるいは試薬を用いた定量分析
- 特定の試薬を用いて生成した色から物質の量を決定する比色分析に用いられる装置
- 純粋な試薬を得ようとするには、深刻な困難があった
- 容量分析の際に用いられる,試薬溶液
- 分属試薬という,定性分析で用いる沈殿剤
- ミロン試薬という,蛋白質の呈色反応を調べる溶液
- 指示薬という,化学反応の決定に用いる試薬
- リトマス試験紙という,酸性かアルカリ性かを判定するための,試薬を塗布した試験紙
- 試薬の色を調べることにより,魚の鮮度がわかるのだ。
- 試薬が黄色になれば,その魚が生で食べられることを意味する。
- 魚の鮮度が落ちるにつれ,試薬の色は薄い紫色に変わり,その後濃い紫色になる。
試薬と同じ種類の言葉
- >> 「試薬」を含む用語の索引
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