ろしゅつ‐ほせい【露出補正】
露出補正
アイリス(絞り)やゲインを巧みに制御しながら、撮影画像の最適な明るさを実現するためのものである。家庭用のカメラレコーダーの場合、フルオート化が進んでいるが、特殊な撮影環境では露出の補正が必要になる。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
露出補正
露出 (写真)
(露出補正 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 10:16 UTC 版)
写真技術において露出(ろしゅつ、英語: exposure)ないし露光(ろこう)とは、フィルム、乾板などの感光材料やCCD、CMOSなどの固体撮像素子を、レンズを通した光にさらすこと(現在のカメラでは通常シャッターの開閉により、これを行う)。またはカメラのレンズを通過してくる光の総量や、画像そのものの明るさのことをいい、これらはレンズの絞り(F値)と露光時間(シャッター速度)及びフィルム感度の組み合わせによって決まる。
- ^ 現在の絞りの刻みは1EVおきとは限らない。
- ^ 小林義明『適正露出の考え方』「NCフォトシリーズ6露出を極める」日本カメラ社 35ページ
- ^ 鈴木一雄『露出の極意 「スポット測光術」のすべて』日本写真企画。
- ^ 谷口泉『デジタル撮影の適正露出と色彩調整』日本カメラ社 30ページ。
- ^ 日浦慎作、「2-1. コンピュテーショナルフォトグラフィ 演算を前提とした画像の獲得」 『映像情報メディア学会誌』 63巻 3号 2009年 p.274-278, doi:10.3169/itej.63.274
- ^ Raskar, Ramesh, Amit Agrawal, and Jack Tumblin. "Coded exposure photography: motion deblurring using fluttered shutter." ACM Transactions on Graphics (TOG). Vol.25. No.3. ACM, 2006.
- ^ 西一樹、「3 符号化露光法と超解像」 『映像情報メディア学会誌』 67巻 8号 2013年 p.655-660, doi:10.3169/itej.67.655
- ^ Ramesh Raskar. 「Less is More Coded Computational Photography(符号化された写真からシーン情報を復元する計算機写真術)」 『映像情報メディア学会誌』 62巻 12号 2008年 p.1952-1958, doi:10.3169/itej.62.1952
露出補正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 13:53 UTC 版)
このような場合に対応するため、カメラによっては露出補正機能がついているものがある。自動露出でオーバーになる場合はマイナスに、アンダーになる場合はプラスに露出補正することにより、適正露出が得られる。右下の写真は上と同じ雪山に+2.0EVの露出補正をかけて撮影しなおしたものである。上の写真より自然な露出となっている。 また、白とび・黒つぶれを抑えたり、意図的にハイキー、ローキーの写真を撮ろうとする場合も、露出補正機能が役立つ。 機種によっては1EV刻み、1/2EV刻み、あるいは1/3EV刻みなどの細かい露出補正できるものがある。シャッター優先AEの場合は絞りが、絞り優先AEの場合はシャッター速度が変化するのが通例である。TAvモードではISO感度が変化する。 危険分散のため、何枚か同じ被写体を露出を変化させて撮る人もいる。これを段階露出、ブラケティング、また通称「バラシ撮り」ともいう。 また、カメラによっては自動的に段階露出の撮影を行うオートブラケット機構を持つ機種もある。撮影されたものの中から、自分の表現意図にもっとも合致する写真を選べばよいのである。 実際の被写体は色々な色のものが混在しており、フィルムカメラ、特にリバーサルの場合、露出補正には高度な経験と技術を要したが、デジタルカメラでは、撮った直後に液晶画面で確認したり、あるいは、ライブビュー機能で事前に確かめたりすることができるようになったので、露出補正は格段と容易になった。
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