フィルム感度とは? わかりやすく解説

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フィルム感度


ISO感度

(フィルム感度 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 15:55 UTC 版)

ISO感度(アイエスオーかんど、イソかんど、: ISO speed)は、国際標準化機構(ISO)で策定された写真フィルムの規格であり、あるフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す。従来のASA感度とDIN感度をまとめて記したものである。

概要

ISO感度は、ISO100/21°、ISO200/24°、ISO400/27°、ISO800/30…などがある。一段高い感度を使用すると、シャッター速度を1段速くするか絞りを1段絞っても適正露出を得ることが出来る。例を挙げて言うと、ISO200/24°は光を受け取る能力がISO100/21°の2倍あるためISO100/21°の半分の強さの光まで記録することが可能である。

高感度になるほど数値が大きくなり、感光度が増すため、暗い場面や高速の被写体をより速いシャッター速度で撮影することができる。ただし、一般にはフィルムの粒子がより粗くなるため、画質を求める場合には低感度のフィルムが使用されることが多い。

フィルム感度の規格

現行のISO感度規格

ISO感度の現行の規格としては、カラーネガフィルムのためのISO 5800:1987[1]がある。また、関連する規格としてモノクロネガフィルムのための ISO 6:1993[2]およびカラーリバーサルフィルムのためのISO 2240:2003[3]がある。これらの規格では算術表記(従来のASA感度)と対数表記(従来のDIN感度)の両方を表示するよう定められている[4]

フィルム感度が2倍になるごとに算術表記の数値は2倍となり、対数表記の数値は3°増える。例えば、感度がISO 200/24°のフィルムは光に対してISO 100/21°のフィルムの2倍敏感である[4]

多くの場合は対数表記は省略され、例えば"ISO 100"のように算術表記のみが記される[5]

表記の変換

対数表記 S°を算術表記 Sに変換するには

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追針連動式ライトバリュー式の発展型で、ライトバリューを数字の代わりに追針と呼ばれる指針で表示する。追針はカメラボディに設定されているシャッター速度・絞り・フィルム感度と連動しており、露出計の数値を示す露出計指針と重ねて表示される。追針を露出計指針に重ねると適正露出となる。完全な両連動露出計のひとつである。露出計は電気的には単体露出計であるため信頼性は高いが、複雑な機械連動機構が必要になるため、あまり搭載されなかった。この連動方式を採用している代表的なカメラにミノルタのSR-T101などが挙げられる。定点合致連動式ゼロメソッド式とも呼ばれる、完全な両連動露出計である。露出計指針そのものをフィルム感度・シャッター速度・絞り値に連動させ、指針が中央の定点にあったときに適正露出になる方式である。露出計とフィルム感度・シャッター速度・絞りの連動は擦動抵抗を使う場合が多いが、TTL絞り込み測光式カメラでは実際に絞りを絞り込むことで光学的に連動させる。また旧式の一眼レフカメラの場合、フィルム感度・シャッター速度と露出計は機械的に連動させる場合が多い。構造が追針連動式に比べ簡単にできるため、自動露出が普及するまで両連動露出計を装備したカメラのほとんどがこの方式であった。この方式の連動露出計を世界で初めて搭載したカメラは1958年発売のマミヤ・エルカとミノルタ・オートワイドである。また現在のカメラでは、シャッター速度・絞り・フィルム感度等をデジタル通信によって連動させているものがほとんどである。自動露出式
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