比視感度とは? わかりやすく解説

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比視感度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/26 14:24 UTC 版)

明所視(黒線)と暗所視(緑線)の分光視感効率。明所視には、CIE1924標準(実線)、Judd–Vos1978修正(破線)、Sharpe, Stockman, Jagla, Jägle2005(点線)がある。横軸は波長で単位はnm。

分光視感効率 ぶんこうしかんこうりつ: spectral luminous efficiency)は一定のパワーをもつ単色光ヒトが感じる明るさを各波長で計測し最大感度の値で割って標準化したものである。 分光視感効率関数 ぶんこうしかんこうりつかんすう: spectral luminous efficiency function)、 分光視感効率曲線 ぶんこうしかんこうりつきょくせん 比視感度 ひしかんど[1] 比視感度曲線 ひしかんどきょくせんとも。

概要

ヒトが感じる明るさ(=ブライトネス)は光の波長ごとに異なる。明るい所では555 nm 付近の光を最も強く感じ、暗いところでは507nm付近の光を最も強く感じる。一定のパワーをもつ単色光を各色用意し、これをヒトに見せてその明るさを計測し、これらを最大値で割ることで最大 1 に正規化したものが分光視感効率である。記号


比視感度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 15:02 UTC 版)

LED照明」の記事における「比視感度」の解説

照明として使用されるLEDには人間の目にとって都合の良い白色光使われる白色LED発光原理はいくつかあるが、発光効率波長対す強度異なるので、LED照明使用目的合わせて適す種類選択する発光特性考慮すべきなのは人間照明として使用する場合LED発光効率を単に物理的な光のエネルギーとして計測するだけでは不十分であり、人間の比視感度まで考慮する必要がある点である。 詳細は「比視感度」を参照 ヒトの眼は、明る環境では波長555nmの緑色が最も敏感に明るさ感知しそれより長いか短い波長では感度徐々に低くなり、赤外線紫外線では全く見えなくなる。このため照明発色設計する際には、ヒト肉眼見た場合自然に感じるようヒトの眼感度考慮する必要がある。このことは比較発光効率良い長波長の赤色領域では問題とはならないが、発光効率があまり良くない短波長の青色領域それだけ多く電力消費することになる。

※この「比視感度」の解説は、「LED照明」の解説の一部です。
「比視感度」を含む「LED照明」の記事については、「LED照明」の概要を参照ください。

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