比視感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/26 14:24 UTC 版)
概要
ヒトが感じる明るさ(=ブライトネス)は光の波長ごとに異なる。明るい所では555 nm 付近の光を最も強く感じ、暗いところでは507nm付近の光を最も強く感じる。一定のパワーをもつ単色光を各色用意し、これをヒトに見せてその明るさを計測し、これらを最大値で割ることで最大 1 に正規化したものが分光視感効率である。記号 ![]()
比視感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 15:02 UTC 版)
照明として使用されるLEDには人間の目にとって都合の良い白色光が使われる。白色LEDの発光原理はいくつかあるが、発光効率や波長に対する強度が異なるので、LED照明の使用目的に合わせて適する種類を選択する。 発光特性で考慮すべきなのは人間が照明として使用する場合、LEDの発光効率を単に物理的な光のエネルギーとして計測するだけでは不十分であり、人間の比視感度まで考慮する必要がある点である。 詳細は「比視感度」を参照 ヒトの眼は、明るい環境では波長555nmの緑色が最も敏感に明るさを感知し、それより長いか短い波長では感度が徐々に低くなり、赤外線や紫外線では全く見えなくなる。このため照明の発色を設計する際には、ヒトが肉眼で見た場合に自然に感じるようヒトの眼の感度も考慮する必要がある。このことは比較的発光効率の良い長波長の赤色領域では問題とはならないが、発光効率があまり良くない短波長の青色領域でそれだけ多くの電力を消費することになる。
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