比色計とは? わかりやすく解説

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ひしょく‐けい【比色計】

読み方:ひしょくけい

比色分析用いられる器具


ひしょくけい 比色計 colorimeter


比色計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 01:29 UTC 版)

比色分析 (化学)」の記事における「比色計」の解説

比色計(吸光光度計)は特定波長の光の吸光度もしくは透過率)を測定することにより溶液濃度を知るための装置(比色計は色を測定するための測色計色彩色差計とは異なる)。 装置使用にあたっては、基準または参照となる濃度既知溶液含め異な溶液用意する最初に標準溶液(通常蒸留水別の溶液混合物)で満たしたキュベット用いて装置較正する。較正終了して初め密度濃度の測定開始できる古典的な視覚的比色計、例えば図に示したデュボスク比色計では、試料溶液透過した光が肉眼等しくなるように、光が通り抜ける溶液の距離を調節する理想的な条件ではランベルト・ベールの法則従い濃度×距離=一定の関係が成り立つことから、色の濃度一致する基準溶液の距離から、濃度未知溶液濃度計算することができる。単一波長の光を用いた測定で、より良い結果を得るためには、測定対象物質吸収する光の波長試料溶液照射させる入射光波長合わせなければならない。そのため比色計に使用するフィルター選択は重要であり、例え溶液の色が青であれば吸収される光は赤であるから赤色フィルター用いて入射光から赤以外の光を除く。 1960年代になると分光測色計主流となり、分光プリズム回折格子用いようになった精度良く入射光波長制御できるようになったため、一度計測スキャン)で広い範囲波長おける吸光度測定が可能となったまた、光源検出器試料セルキュベット)などの各種要素改良され測定精度効率向上している。 特定物質検出簡単な定量は、同様の原理に基づきネスラーの比色管呈色試薬用いて行うことができる。

※この「比色計」の解説は、「比色分析 (化学)」の解説の一部です。
「比色計」を含む「比色分析 (化学)」の記事については、「比色分析 (化学)」の概要を参照ください。

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