モノクロディスプレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 01:09 UTC 版)
モノクロモニターは、カラーモニターが普及する前の、1960年代から1980年代にかけて、コンピューティングの初期に非常に一般的だったCRTコンピューターディスプレイの一種。モニターの最も重要なコンポーネントは受像管。CRTは基本的にブラウン管を意味する。CRTはブラウン管技術を使用して画像を表示。古いテレビもCRT技術を使用してテレビのフィルムやテレビ画像を表示するため、従来のテレビや古いテレビと同じように大きくてかさばり、重くなる。画面上に画像を形成するために、大きなガラス管内に密封された電子銃がリンでコーティングされた画面に電子を発射し、画像を表示するために適切な色で適切なピクセルを照らす。リン光物質は、電子の露出後、限られた時間だけ発光する。モニター画像は、継続的に再描画/更新する必要があり、通常のリフレッシュ率は、1秒間に60〜85回である。 それらは、コンピュータ化されたレジシステムなどのアプリケーションで今でも広く使用されている。緑の画面は、緑の「P1」リン光スクリーンを使用するモノクロモニターの一般名であった。
※この「モノクロディスプレイ」の解説は、「出力機器」の解説の一部です。
「モノクロディスプレイ」を含む「出力機器」の記事については、「出力機器」の概要を参照ください。
モノクロディスプレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 04:02 UTC 版)
「モノクローム」の記事における「モノクロディスプレイ」の解説
コンピュータディスプレイでは、コンピュータの発達過程でこのモノクロ表示が利用されていた。これは表示装置の制約として初期の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイが連続する点の「点灯 - 消灯」状態でしか表示が出来なかったなどの理由があった機種もあるが、それ以前にコンピュータディスプレイでは、このディスプレイに表示させる内容を保持するビデオメモリの記憶容量的な問題もあり、カラー表示では各々の表示点(ピクセル)あたりのビット数(色深度)を増やさないと色彩情報を記憶できず、初期の、あるいは廉価で機能的に限定されたコンピュータでは余り多くのビデオメモリを利用することが出来ず、最も簡素な製品では各々の表示点のビット数を1とし、「ON(点灯) / OFF(消灯)」だけを保持するよう設計された。 後に潤沢なビデオメモリが搭載できるようになり、かつ、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイにカラー表示が可能となると、次第にこういったモノクロ表示のコンピュータは表示情報が限定的であるため廃れていったが、携帯情報端末や電子辞書ないし電子ゲームなどのうち廉価な製品では、依然としてモノクロ表示のものがみられる。
※この「モノクロディスプレイ」の解説は、「モノクローム」の解説の一部です。
「モノクロディスプレイ」を含む「モノクローム」の記事については、「モノクローム」の概要を参照ください。
- モノクロディスプレイのページへのリンク