モノクロメーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 06:45 UTC 版)
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モノクロメーターまたは単色計(たんしょくけい)とは、回折格子やプリズムなどの分散素子で分散させた光の中から、ある特定の波長の光のみをスリットで取り出す装置のことである。
逆に、複数の波長を取り出す装置をポリクロメーターと呼ぶ。
構造
モノクロメーターは、以下から構成される。
- 入口スリット
- コリメーター鏡
- 分散素子(回折格子またはプリズム)
- 集光鏡
- 出口スリット
マウンティング

- リトロー型
- ツェルニ・ターナー型
- エバート型、エバート・ファスティ型
- 瀬谷・波岡型
- モンク・ギリーソン型
- イーグル型
脚注
出典
モノクロメーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 08:00 UTC 版)
モノクロメーターは広範囲の波長の光を空間的に分散させ、それをスリットなどで狭い範囲の波長のみを取り出す分光器である。初期のこの型の分光器はスリットを通った光をレンズやミラーにより平行光にしたのち、プリズムを通すことで光を分散させた。プリズムを通るときに光は波長により異なった角度で屈折するので、光を分散することができる。最近のモノクロメータは、回折格子を用い、これを回転させてスリットの位置に到達する光の波長を変化させる。分散された光をスリットなどで区切り出てきた光の強度を検出器によって検出する。これらのモノクロメーターはグスタフ・キルヒホフとロベルト・ブンゼンによって発明された。 写真フィルムの発展に伴い、スペクトル写真機が開発されるようになった。スペクトル写真機とモノクロメーターの光を分散させる原理は同じである。しかし、モノクロメーターが分散された光の成分をスリットで区切るのに対し、スペクトル写真機は分散された光をカメラによりフィルムに収める。
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