色の表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 15:45 UTC 版)
酒蔵の槽口から出てくる、できたての酒は本来、秋の稲穂のような黄金色に近い色である。また熟成が進むと深い茶色へと進んでいったり、少しばかり緑がかってくる。あるいは精米歩合が高く、造りがしっかりしている大吟醸などは、ダイヤモンドのように鮮やかにきらめく光沢を持つ。 しかし全国新酒鑑評会では過去に、色のついたまま出品されている酒は減点の対象としていた時代があり、それゆえ酒蔵では活性炭濾過などで必死に色を抜いていた。その結果が今日「清酒」という言葉から一般的にイメージされる水のような無色透明である。 昨今は天然の色のまま販路に乗せる酒蔵も増えてきたので、酒の色も再び楽しめるようになった。 冴え(さえ) 美しく透き通った光沢。特に、やや青みがかって見える状態を青冴え(あおざえ)といい、高く評価される。 照り(てり) うっすら山吹色に艶の出た状態。たいてい好まれる。 ぼけ 少々混濁して、色彩がぼやけていること。 透明度 どれだけ透明に製成されたかを語る指標。 澄明度 自然に造られた澄んだみずみずしいきらめき。 黄金色(こがねいろ) 照りの中でも最も好まれる色調。 番茶色(ばんちゃいろ) 古酒などに多い、やや濃く熟成した色調。黄金色ほどは、色が鑑賞の対象とはならないことが多い。 色沢良好(しきたくりょうこう) 鑑評会などで語られる、色合いが好ましいさまを語る定番の表現。 色沢濃厚(しきたくのうこう) かなり色がついている状態。好ましいと受け取る者も多い。 混濁 いろいろな色調に濁っていること。見た目としては評価を得がたいが、こうした酒が一概に味もまずいとは限らない。
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色の表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:56 UTC 版)
異なるデバイスで色表現が異ならないよう、カラーマネージメントシステムで各デバイスを制御する必要がある。
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