みずみずしい
「みずみずしい」とは、水分をたっぷり含んでいるさま、具体的には「新鮮な・フレッシュな・若々しい・つやがある・はりがある」様子などを意味する表現である。
「みずみずしい」とは・「みずみずしい」の意味
「みずみずしい」とは、新鮮さ、みずみずしさ、いきいきとしているさま、フレッシュである、生気がある、などの意味で用いられる表現である。「水気をたっぷりと含んでいて好ましい」というニュアンスを多分に含む。野菜、果物、あるいは人間の若さなどを指す表現として用いられることが多い。人間の「みずみずしさ」は、おおむね「若々しさ」の表現として用いられる。「肌にハリやツヤがあって美しい」といった外見の評価だけでなく、「感性や考え方が若々しく生気に溢れている」といった内面の評価としても用いられる。また、若者について「いかにも若者らしい」という意味で用いる場合だけでなく、そう若くない人について「(実年齢の割に)若く見える・若く感じる」という意味で用いる場合もある。
「みずみずしい」の漢字表記
「みずみずしい」は、漢字では主に「瑞々しい」と表記される。ただし「瑞」は常用漢字ではないため、「みずみずしい」とひらがなで表記されることが多い。「みずみずしい」は「水々しい」と表記されることもある。ただし、これは一般的な表記ではなく、誤記と見なされる場合もある。
おそらく「みずみずしい」の語源は「水水しい」であろうから、「水々しい」という漢字表記をを全くの誤りであるとは断定しがたい。なお「みずみずしい」の直接の由来は古語の「瑞(みづ)」である。
季語としての「みずみずしい」
短歌や俳句における「みずみずしい」は、初夏や夏の季語として使用される表現である。「みずみずしい」の熟語・言い回し
みずみずしい食べ物
「みずみずしい食べ物」とは、新鮮で水をたっぷりと含んだように、つやがある様子の食べ物を意味する言い回しである。「おいしい・美しい」を意味する褒め言葉として、よく使用される。果汁をたっぷり含んだ果物や、新鮮で光沢のある野菜などが例として挙げられる。みずみずしい人
「みずみずしい人」とは、若々しく美しい人や、肌が潤っていてつやとはりのある人、透明感のある人を意味する言い回しである。また、見た目だけでなく、感じ方や考え方が若々しく、周囲の物事を新鮮に捉えることのできる人、ものの美しさを敏感に感じとれる心の豊かな人のことも「みずみずしい人」という。瑞々しい感性
「瑞々しい感性」とは、新鮮でいきいきとした心持ちのことである。「感性」とは、人が直感的に行う心の活動や、論理によらない創造・表現、美しさや快さを認知し評価する感覚、味覚や嗅覚のような感情をともなう五感の捉え方など幅広い働きのことである。その人が持つ感性が、若々しく古びることがなく新鮮である、常に磨かれ成長している、物事を鮮やかに受け止められる、ということを表現する言い回しである。瑞々しい
みずみず‐し・い〔みづみづ‐〕【×瑞×瑞しい/水水しい】
みずみずしい
「みずみずしい」の例文・使い方・用例・文例
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