シー‐エム‐ブイ【CMV】
読み方:しーえむぶい
CMV

サイトメガロウイルス
【概要】 ヘルペス属のウイルスの一つ。略称はCMV。感染者の唾液、尿、血液(輸血)、膣液、精液などに周期的なウイルスの排出がある。これらとの密接な接触により感染が起こる。子供の頃に感染すると症状は軽い。日本では高校生の献血者では約70%が感染者である。青年期に感染すると、発熱、リンパ節腫大、咽頭痛、発疹、肝障害などが起こり『伝染性単核球症』と呼ばれる。一度感染すると一生涯ウイルスを持ち続ける。
【診断】 (1)病理標本では核内好酸性封入体をみつける。(2)初感染の時は2回以上の抗体測定(特にIgM型)で上昇することを確認する。(3)エイズなどウイルス血症ではアンチゲネミア法を用いて好中球中のCMVpp65抗原が検出される。
【エイズとCMV】 エイズのCMV感染症は、もともと感染していたCMVが免疫力低下にともない抑えきれずに再燃したもので日和見感染症である。主に網膜炎、肺炎、肝炎、食道炎、腸炎、脳炎などを起こす。治療はガンシクロビル点滴。再発しやすく根治し難い。HAART前の時代はほとんどCMV全身感染が致死的になった。

cmv
CMV
CMV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 05:40 UTC 版)
CMV
- サイトメガロウイルス
- 持続的強制換気(Continuous mandatory ventilation: CMV)。人工呼吸器のモードの1つ。
- キュウリモザイクウイルス
- コーラマンデル空港のIATA航空会社コード。
- 地上視程換算値、Converted Meteorological Visibility の略。滑走路視距離の代替に用いられる。
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