HAART
【概要】 Highly Active Anti-retroviral Therapyの短縮形。直訳すると「高活性の抗レトロウイルス療法」だが、意味するところは「抗HIV薬による強力な併用療法」。本来レトロウイルスというとHTLV-IやHTLV-IIがあるが、抗HIV療法のことだけを指す。HAART"療法"という言い方は間違い。最近はART(Anti-retroviral therapy)とも呼ぶようになった。
【内容】 通常3剤以上の抗HIV剤、つまり核酸系逆転写酵素阻害剤2剤のバックボーンに、非核酸系逆転写酵素阻害剤かプロテアーゼ阻害剤のキードラッグを1剤あるいは2剤組み合わせたものを指している。臨床試験にもとづいて推奨される組み合わせが変わるので、最新のガイドラインを参照すること。
《参照》 併用療法、 核酸系逆転写酵素阻害剤、 非核酸系逆転写酵素阻害剤、 プロテアーゼ阻害剤
haart
HAART
参考資料:ANTIRETROVIRAL THERAPY FOR HIV INFECTION IN ADULTS AND ADOLESCENTS: Recommendations for a public health approach 2006 revision(WHO 2006)
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