HIV RNA
【概要】 HIVの遺伝子はRNAである。1996年に核酸増幅法により定量できるようになり、病気の理解や治療の考え方が大きく影響を受けた。血漿中のHIV RNA量は個人差がかなり大きく、体内のリンパ節などで日々産生されている量と、リンパ節内や消化管で処理されている量の差し引きである。理由は不明だが、CD4細胞数が同じでも女性のHIV RNA量は男性のおよそ半分である。血漿中のHIV RNAが多い人は、一定数の白血球(単核球)あたり持っているプロウイルスDNA量や作っているmRNA量も多い。
【意義】 (1)病気の進行予測:多いほど早い、(2)治療開始の時期の判断、(3)耐性発生など治療変更の判断、(4)抗HIV薬の効果判定、(5)急性HIV感染症の診断、などに利用されている。

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