HIV RNA定量法
【概要】 現在、使用されている方法は日本ではロシュ社のアンプリコアHIVモニターテスト(RT-PCR法)だけ、アメリカではカイロン社のクォンティプレックスHIV(bDNA法、分岐プローブ法)も使え、さらにヨーロッパではオルガノンテクニカ社のNASBA法もある。検査材料は血清か血漿。いずれも遺伝子の増幅や、遺伝子信号の増感を行うので専用の試薬と機械が必要であり、比較的高額である。高感度法の測定範囲は50~75,000コピー/mLで、標準法の範囲より約10倍高感度である。
【問題点】 (1)測定感度:どこまで鋭敏にするのがよいか。(2)サブタイプ:ロシュ社のRT-PCR法の場合、バージョン1.5に変更されて、(欧米で流行している)サブタイプB以外のサブタイプも正確に計れるようになった。
【注意】 現在のHIV RNA定量法の検査では、3倍から3分の1以内の変動は誤差範囲である。1,500は1.5×10の3乗と表記して、指数部分の変動を読む。

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