CD4細胞数
【概要】 フローサイトメーターという検査機器を使って数える。まず白血球を洗って他の血球を除く。次にCD4に反応するマウス由来のモノクローナル抗体をまぜる。その上にさらにマウスのIgGに対する抗体に蛍光物質をつけて反応させる。機械の中でレーザー光線をあてると蛍光物質が光る。これを計数機で数える。
【詳しく】 計算は次のように計算する。CD4細胞数(/μL)=白血球数(/μL)×リンパ球の割合(%)×CD4の割合(%)÷10000。成人の正常値は600~1400/μLあたり。小児のCD4細胞数は年齢により違う。12ヶ月未満、5才まで、そして12才までの3段階に分けられて設定されている。むしろ百分率で評価するほうが便利である。CDCのガイドラインによると25%以上は免疫不全なし、15-24%は中等度の低下、15%未満は重度な免疫不全と判定している。
【注意】 CD4細胞数は3つの検査値で"かけ算"するので検査誤差が広がる。検査法自体の正確さも違う。普通は±30%程度の変動は誤差と解釈する。
《参照》 細胞性免疫

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