CCR5拮抗薬
【概要】 HIVの侵入阻害剤の一つ。HIVがマクロファージや活性化T細胞に吸着して細胞内に侵入するとき、細胞の表面にあるCCR5が受容体になる。このCCR5に薬がHIVより先にくっついてしまえば、まるで鍵穴に目張りをしたようにドアが開かずHIVは侵入できなくなる。CCR5拮抗薬は逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤などこれまでの薬とは異なる作用メカニズムで予防と治療に役立つことが期待される。2005年冬の時点でmaraviroc、vicrivirocなどが開発中。aplavirocは肝毒性のため開発中止された。
《参照》 侵入阻害剤

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