CDC分類カテゴリーB
【概要】 CDCによるHIV感染症の分類のなかで、臨床状態の範疇のうち、中等度のものをカテゴリーBとしている。すなわち[A]細胞性免疫不全を示す状態、あるいは[B]治療を要する状態である。従来後期ARCとしていたものが多い。
【詳しく】 これに含まれるものは11の疾患である。(1)細菌性血管腫症。(2)口腔・咽頭のカンジダ症。(3)女性性器カンジダ症-持続性、再発性、治療抵抗性。(4)子宮頸部異形成-中等度以上あるいは粘膜内癌。(5)全身症状-38.5℃以上の発熱、1ケ月以上続く下痢。(6)口腔毛状白板症、(7)帯状疱疹-2回以上、あるいは2カ所以上の領域。(8)特発性血小板減少性紫斑病-ITP。(9)リステリア感染症。(10)骨盤腔の炎症性疾患-特にラッパ管や卵巣膿瘍。(11)末梢性ニューロパチー。
《参照》 CDC分類、 ARC、 細菌性血管腫症、 カンジダ症、 下痢、 口腔毛状白板症、 帯状疱疹、 リステリア症、 末梢性ニューロパチー

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