アール‐ディー‐ビー‐エム‐エス【RDBMS】
読み方:あーるでぃーびーえむえす
《relational database management system》リレーショナルデータベースを管理するソフトウエアまたはコンピューターシステム。行と列で配列されたデータについて、照会言語を用いてデータの検索・抽出・並べ替え・結合などを行うことができる。オラクルデータベース、MySQL(マイエスキューエル)、PostgreSQL(ポストグレスキューエル)などがある。リレーショナルデータベース管理システム。関係データベース管理システム。
RDBMS
読み方:アールディービーエス
別名:リレーショナルデータベース管理システム
RDBMSとは、リレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアの総称である。リレーショナルデータベースのデータの2次元的広がりを効率的に扱うために用いられる。
リレーショナルデータベースは、データの一つ一つをカラム(列)と、レコード(行)の中にまとめ、それらをテーブル(表)の中に並べるものである。リレーショナルデータベースを用いると、データ同士を比較する場合にはそれぞれ同じ位置のフィールドを見比べればよいので、データの結合や抽出が非常に容易になる。テーブルが複数であっても、あらかじめ割り振られたIDや主キーとなる項目を用いてデータ同士を関連付けることにより、テーブルを内部結合してひとつのテーブルであるかのように扱うこともできる。このとき、RDBMSでは、データベースとのやり取りに、SQL言語が用いられる。
RDBMSは、大規模なシステムの市場ではOracleの開発した「Oracle」が圧倒的なシェアを持ち、同じく小規模なシステムの市場においてはMicrosoftの「Access」が大きなシェアを占めている。ただし近年では、MySQLやPostgreSQLなどをはじめとした、オープンソースのRDBMSを利用して、業務用のシステムを構築する例も、急速に増えている。
参照リンク
Oracle
Microsoft Office Online Access
MySQL
PostgreSQL
関係データベース管理システム
(RDBMS から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 05:15 UTC 版)
関係データベース管理システム(かんけいデータベースかんりシステム)またはリレーショナルデータベースマネジメントシステム(英語: relational database management system、略称:RDBMS)は、関係データベース (RDB) の管理システムである。RDB がデータベースの種類を示すのに対して、RDBMS は RDB の実装を示す。標準問い合わせ言語として SQL を用いたアクセスを行うため、相対する言葉として RDBMS 以外のデータベースを意味する NoSQL (Not only SQL) がある。
- ^ Codd, E. F. (1970). “A relational model of data for large shared data banks”. Communications of the ACM 13 (6): 377–387. doi:10.1145/362384.362685. ISSN 00010782.
- ^ Why SQL is not relational[リンク切れ]: SQLデータベースのテーブルは多重集合 (Bag) であり集合 (Set) ではない、その他参照
- 1 関係データベース管理システムとは
- 2 関係データベース管理システムの概要
- 3 RDBMSの用語の現在
- 4 RDBMSの市場シェア
- 5 脚注
- RDBMSのページへのリンク