Sybaseとは? わかりやすく解説

Sybase 関数

導入


要件


インストール手順

Sybase-DB サポートを有効にするには、PHP の configure で --with-sybase[=DIR] を指定して ください。DIR は Sybase のホームディレクトリで、デフォルトは /home/sybase です。 Sybase-CT サポートを有効にするには、PHP の configure で --with-sybase-ct[=DIR] を指定して ください。DIR は Sybase のホームディレクトリで、デフォルトは /home/sybase です。

実行時設定

php.ini の設定により動作が変化します。
表 306. Sybase 設定オプション
名前デフォルト変更の可否変更履歴
sybase.allow_persistent"1"PHP_INI_ALLPHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP <= 4.0.3 では PHP_INI_SYSTEM。
sybase.max_persistent"-1"PHP_INI_ALLPHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP <= 4.0.3 では PHP_INI_SYSTEM。
sybase.max_links"-1"PHP_INI_ALLPHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP <= 4.0.3 では PHP_INI_SYSTEM。
sybase.interface_file "/usr/sybase/interfaces"PHP_INI_SYSTEM 
sybase.min_error_severity"10"PHP_INI_ALL 
sybase.min_message_severity"10"PHP_INI_ALL 
sybase.compatability_mode"0"PHP_INI_ALL 
magic_quotes_sybase"0"PHP_INI_ALL 


以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
sybase.allow_persistent boolean
持続的な Sybase 接続を使用可能とするかどうか。
sybase.max_persistent integer
プロセス毎の持続的な Sybase 接続の最大数。-1 は制限無しを意味します。
sybase.max_links integer
プロセス毎の持続的接続を含む Sybase 接続の最大数。 ー1 は制限無しを意味します。
sybase.min_error_severity integer
出力するエラーの重要度の下限。
sybase.min_message_severity integer
出力するエラーの重要度の下限。
sybase.compatability_mode boolean
PHP 3.0の古いバージョンとの互換モード。onの場合、結果を 文字列データとして処理する代わりにPHPが自動的にSybaseの型に基づ き結果の型を決めるようにします。この互換モードがサポートされ続け ることはおそらくないため、自分のコードに必要な変更を行い、このオ プションをoffにしてください。
magic_quotes_sybase boolean
magic_quotes_sybaseがonの場合、 magic_quotes_gpc またはmagic_quotes_runtime が有効の時にシングルクオートはバックスラッシュではなくシングルク オートでエスケープされます。
注意: magic_quotes_sybaseがONの時に、 magic_quotes_gpcの設定を完全に上書きする ことに注意してください。この場合、たとえ magic_quotes_gpcが有効の場合でも ダブルクオートもバックスラッシュもNULもエスケープされません。

表 307. Sybase-CT configuration options
名前デフォルト変更の可否変更履歴
sybct.allow_persistent"1"PHP_INI_SYSTEMPHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP 4.0.2 以降で使用可能です。
sybct.max_persistent"-1"PHP_INI_SYSTEMPHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP 4.0.2 以降で使用可能です。
sybct.max_links"-1"PHP_INI_SYSTEMPHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP 4.0.2 以降で使用可能です。
sybct.min_server_severity"10"PHP_INI_ALLPHP 4.0.2 以降で使用可能です。
sybct.min_client_severity"10"PHP_INI_ALLPHP 4.0.2 以降で使用可能です。
sybct.hostnameNULLPHP_INI_ALLPHP 4.0.2 以降で使用可能です。
sybct.deadlock_retry_count"0"PHP_INI_ALLPHP 4.3.0 以降で使用可能です。


以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
sybct.allow_persistent boolean
持続的なSybase-CT接続を使用可能にするかどうか。 デフォルトは、onです。
sybct.max_persistent integer
プロセス毎の持続的なSybase接続の最大数。-1は制限無しを意味します。
sybct.max_links integer
プロセス毎の持続的接続を含むSybase-CT接続の最大数。 ー1は制限無しを意味します。
sybct.min_server_severity integer
sybct.min_server_severity以上の重要度を有するサーバーメッセージ は警告を出力します。この値は、スクリプト内で sybase_min_server_severity()をコールすること により設定することも可能です。デフォルトは10で、 重要度がこの値以上の情報が出力されます。
sybct.min_client_severity integer
sybct.min_client_severity以上の重要度を有する クライアントライブラリメッセージが警告として出力されます。 この値は、スクリプトで sybase_min_client_severity()をコールすること により設定することも可能です。デフォルトは10で、 出力を結果的に無効にしています。
sybct.login_timeout integer
接続の試みが失敗した場合に、成功するまで待ち続ける最大の秒数。 接続の試みがタイムアウトした際にもし max_exeution_time をこえていたら、 接続失敗の処理をする前にスクリプトが終了してしまうことに注意しましょう。 デフォルトは 1 分です。
sybct.timeout integer
select_db やクエリ操作が失敗した場合に、成功するまで待ち続ける秒数。 操作がタイムアウトした際にもし max_exeution_time をこえていたら、 接続失敗の処理をする前にスクリプトが終了してしまうことに注意しましょう。 デフォルトは無制限です。
sybct.hostname string
sp_whoで表示するための接続を行うホスト名。デフォルトはありません。
sybct.deadlock_retry_count int
デッドロックが発生した場合に何回目まで再試行するかを設定します。 デフォルトは -1 すなわち "永遠に" です。

PHP_INI_* 定数の詳細および定義については 付録 G. php.ini ディレクティブ を参照してください。

リソース型


定義済み定数

定数は定義されていません。

目次

sybase_affected_rows — 直近のクエリで変更された行の数を得る
sybase_close — Sybase 接続を閉じる
sybase_connect — Sybase サーバ接続をオープンする
sybase_data_seek — 内部行ポインタを移動する
sybase_deadlock_retry_count — デッドロックの再試行回数を設定する
sybase_fetch_array — 行を配列として取り込む
sybase_fetch_assoc — 結果の行を連想配列として取得する
sybase_fetch_field — 結果からフィールド情報を取得する
sybase_fetch_object — 行をオブジェクトとして取り込む
sybase_fetch_row — 行を配列として取得する
sybase_field_seek — フィールドオフセットを設定する
sybase_free_result — 結果メモリを開放する
sybase_get_last_message — サーバから直近のメッセージを返す
sybase_min_client_severity — クライアントの severity の最小値を設定する
sybase_min_error_severity — エラーの severity の最小値を設定する
sybase_min_message_severity — メッセージの severity の最小値を設定する
sybase_min_server_severity — サーバの severity の最小値を設定する
sybase_num_fields — 結果におけるフィールドの数を取得する
sybase_num_rows — 結果における行の数を取得する
sybase_pconnect — Sybase の持続的な接続をオープンする
sybase_query — Sybase クエリを送信する
sybase_result — 結果データを取得する
sybase_select_db — Sybase データベースを選択する
sybase_set_message_handler — サーバでメッセージが発生した際にコールされるハンドラを指定する
sybase_unbuffered_query — Sybase クエリを送信し、ブロックしない

Sybase

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 03:39 UTC 版)

サイベース インク
Sybase Inc.
種類 株式公開企業
市場情報 NYSESY
本社所在地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ダブリン
設立 1984年
業種 情報・通信業
事業内容 ソフトウェアベンダ
代表者 ジョン・S・チェン (John S. Chen)
従業員数 3568人(2004年)
外部リンク http://www.sybase.com/
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Sybaseは、かつて存在したソフトウェア会社である。関係データベース管理システム (RDBMS) やデータベースに関連した製品を専門としていた。"Sybase" はまた、同社の代表的RDBMS製品である Adaptive Server Enterprise (ASE) を意味することもある。

2010年5月12日、SAPによる買収合意が発表された[1]

歴史

Sybaseの最初のアーキテクトは Robert Epstein 博士と Tom Haggin である。二人は Briton-Lee とカリフォルニア大学バークレー校 (UC Berkely) のコンピュータサイエンス学部で働いていた。UC Berkelyで開発され、当時、画期的であった "University Ingres" 関係データベース管理システム (RDBMS、関係データベース) は、後に、Briton-Lee、Sybase SQL ServerIngres (Computer Associates)、Informix (IBM)、NonStop SQL (タンデム)や、その他の現存するSQLデータベース管理システム (SQL DBMS) に発展していった。

Sybaseはマイクロソフトと提携してソースコードを共有し、マイクロソフトはOS/2プラットフォームで "Sybase SQL Server" を販売した。これにより、SybaseはOracleに次ぐ第2の関係データベースとなった。当時としては、新しい概念であったストアドプロシージャや、楽観的ロックなどを実装し、データベース管理システム (DBMS) にクライアント・サーバの概念を実現した。

その後、他社の技術的なキャッチアップや製品的問題などによりシェアを落としているが依然として重要なデータベース技術を提供している。

沿革

  • 1984年: Mark Hoffman と Bob Epstein が Berkeley, CA にある. Epsteinの自宅でSybaseを設立
  • 1988年: Sybaseはマイクロソフトと提携し、WindowsOS/2Sybase SQL Server を移植
  • 1991年8月: Sybaseが株式分割調整価格$6.75で株式上場
  • 1993年: SybaseがMicrosoftとの提携を解消。 MicrosoftはWindows用のコードをSybaseから購入
  • 1994年11月14日: SybaseがPowerSoftを買収
  • 1995年: version 11.5から、主力製品名を Sybase SQL Server から現在の名称である Adaptive Server Enterprise (ASE) に変更
  • 1996年7月: 収益減少の責任を取って Mark Hoffman がCEOを退任、 PowerSoftのCEOだった Mitchell Kertzman を後任に任命
  • 2001年6月20日: Sybaseが New Era of Networks を買収
  • 2003年2月28日: Sybaseが AvantGo を買収
  • 2005年9月12日: Sybaseが Adaptive Server Enterprise 15.0 をリリース
  • 2010年5月12日: SAP社により買収されることで合意。

製品

Sybase 製品を以下に列記する。: (完全な製品のリストはSybaseのウェブサイトを参照)

ユーザグループ

International Sybase User Group (ISUG) の傘下に世界各国にSybaseを中心としたユーザグループがあり、ISUGから会議やイベントの支援を受けている。

関連項目

参照

  1. ^ SAPがSybaseを58億ドルで買収 - ITMedia

外部リンク




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この記事は、ウィキペディアのSybase (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

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