国民性とは? わかりやすく解説

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こくみん‐せい【国民性】

読み方:こくみんせい

ある国民共通してみられる気質性格

「国民性」に似た言葉

国民性

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国民性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 03:11 UTC 版)

国民性(こくみんせい)とは、その国の歴史風土に起因し、国民共通に見られると考えられる気質である。

概要

国民性について、以下のような言説が見られることがある。

しかし、上記のような例は、往々にして素人の誤謬や勘違い、決め付けによるステレオタイプでありアカデミックな方法による科学的な分析ではない。上記のような例を出すこと自体がステレオタイプな思考法にとらわれていて「〜である」など断定形にそれが表れている。

ある文化に接して成長した一群の人間が、ある共通する要素を持っているという現象は、十分に考えられることである。しかしそれを解明するためには継続的な調査と統計学的な分析が必要であり、上記のような「国民性」という概念はそれらを通過しておらず、学問的に昇華されていない。この点について、政治学者で国際文化論を専門とする平野健一郎は、

「国民性」が真面目に議論されていた当時から、その概念は怪しげなものとされていた。まして個人のアイデンティティ国民国家に限定されず、複数の対象に「拡散」するようになった現在では、国民性概念はいっそう根拠のないものとなっている。国民性研究はすでに長く破産状態にある。[1]

と述べている。

思索的分析

地理的環境等からその土地の住民の国民性を分析した和辻哲郎の『風土 - 人間学的考察』などが名著として知られている。

科学的分析

国民性は統計的手法によってある程度把握できる。例えば、統計数理研究所では昭和28年(1953年)から5年おきに「日本人の国民性調査」を行っている。

脚注

  1. ^ 平野 2003, p. 138.

参考文献

関連項目


国民性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 01:22 UTC 版)

自白」の記事における「国民性」の解説

日本と韓国刑事事件被疑者比較した場合韓国被疑者80%は最初から容疑を否認するが、日本被疑者逆に80%が容疑自白するというデータがある。韓国紙である中央日報は、こうした傾向を国民性に基づくものと分析している。

※この「国民性」の解説は、「自白」の解説の一部です。
「国民性」を含む「自白」の記事については、「自白」の概要を参照ください。

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「国民性」の例文・使い方・用例・文例

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