『今昔物語集』
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『安部晴明随忠行習道語』 晴明が幼少の頃、賀茂忠行の夜行に供をしている時、夜道に鬼の姿を見て忠行に知らせた。忠行は晴明が優れた才能を持つことを悟り、陰陽道のすべてを教え込んだ。 陰陽道の大家となった晴明は、ある時播磨国から来た陰陽師(後述)に術比べを挑まれたが、いともたやすく懲らしめた。 仁和寺の寛朝僧正のところで、同席した公卿達に陰陽道の技でカエルを殺してみせるようにせがまれ、術を用いて手を触れずにカエルを真平らに潰した。 晴明の家では式神を家事に使っており、人もいないのに勝手に門が開閉していた。 『播磨国陰陽師智徳法師語』 播磨国の陰陽師、智徳法師が方術で海賊を捕らえた物語だが、末尾に「智徳はこれほど優れた陰陽師でありながら晴明にはかなわなかった」と記されているので、前の物語に登場した播磨の陰陽師は彼のことだとわかる。
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『今昔物語集』
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『将門記』では将門と親睦をはかろうとする態度を見せたり、たびたび将門に敗れて追われる様の多い貞盛であるが、『今昔物語集』巻第二十九・本朝付悪行では、第五話「平貞盛朝臣、法師ノ家ニ於テ盗人ヲ射取リシ語」の、陸奥から帰京の途中に知人の法師の家に宿った際、盗人相手に振るった武勇の逸話と、第二十五話「丹波守平貞盛、児ノ肝ヲ取リシ語」の、妊婦の腹を裂き胎児の肝を得て自分の矢傷の治療をし、その秘密を守るため治療法を伝授した医師の殺害を企てた、という逸話とが述べられ、豪胆な人物に記述されている。
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