方術とは? わかりやすく解説

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ほう‐じゅつ〔ハウ‐〕【方術】

読み方:ほうじゅつ

方法手段。「別の—を講じる

わざ。技術。「卓抜な—」

不老不死の術や医術易占など、方士の行う術。法術


ほうじゅつ 【方術】

中国古代神仙の術をいったが、のち技芸音楽などにもいわれるようになった

方士

(方術 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 16:22 UTC 版)

方士(ほうし)とは、紀元前3世紀から西暦5世紀にかけての中国において、瞑想占い気功錬丹術静坐などの方術によって不老長寿尸解中国語版(羽化)を成し遂げようとした修行者である。神仙を目指した神仙方士のほか政府に仕官する方士もいたが[1]道教の成立と共に道士と呼ばれるようになった。

異術を修め、鬼神に通じ、死生の解脱の道を知ろうとした。古代中国医学化学天文学軍事を発展させた。神怪小説において様々な活躍を行い、人々を苦しみから解放するため、医術を用い、侠客を導き、社会貢献を行った。また一部の方士は自らの利益のために、他人をだまし、社会を混乱させた。

詳細

中国古代の祭祀、祈祷、卜占、呪術、占星術、不老長生術、煉丹術、医術などの神仙方術を行って禍を除き、福を招き入れる能力を持ったヒトで、巫祝童乩と似た役割を持つ。方士が巫祝や童乩と異なるのは王室に封禅を進言できることである[2]

特に秦・漢の当時の方士達は封禅を秦の始皇帝や漢の武帝に進言して政治権力に接近した、いわば、方士達は神仙家であると同時に、現在でいう化学技術者でもあったといえる。さらに、方士達は儒教とも結びついて黄金器物の効果カマドの神の信仰、鬼神の駆使など、神仙道の教義を説いて積極的に布教していた。

方士を補佐する役職として、使者、副佐というのがあった。

歴史

書物に初めて記載されたのは、司馬遷が書いた紀元前1世紀の『史記』「秦始皇本紀」、「封禅書」である[3]。7世紀、の時代の道士である成玄英は「方」とは即ち「道」であると説いた[4]

著名人

出典

  1. ^ 『三国志』「方技伝」
  2. ^ 今井弘 (2011年11月3日). 古代の中国文化を探る‐道教と煉丹術‐. 遊文舎 
  3. ^ 方士(コトバンク)
  4. ^ 『荘子』「天下篇」:天下之治方術者多矣。唐成玄英疏:方、道也。

方術(ほうじゅつ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 08:56 UTC 版)

邪馬台幻想記」の記事における「方術(ほうじゅつ)」の解説

古来より伝わる幻の戦術であり、「氣」を操ることで小石を飛ばす・幻をつくる・式神使役するなど、様々な技がある。重力さえ意のままに操ることが出来るが、方術を使いこなすためには精神力強さ要求される起源高天の都にあると言われている。

※この「方術(ほうじゅつ)」の解説は、「邪馬台幻想記」の解説の一部です。
「方術(ほうじゅつ)」を含む「邪馬台幻想記」の記事については、「邪馬台幻想記」の概要を参照ください。

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