将門記
将門記
将門記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 00:32 UTC 版)
『将門記』(しょうもんき)は、10世紀半ばに関東地方でおこった平将門の乱の顛末を描いた、初期の軍記物語。
注釈
- ^ 明治38年4月4日内務省告示第58号で、他の3点の典籍と一括で旧国宝に指定(参照:国立国会図書館デジタルコレクション)。その後昭和27年1月12日文化財保護委員会告示第1号で『将門記』単独での指定に切り替えられた。
- ^ 「紙本墨書弁中辺論巻第一、第二 将門記残巻(紙背)」の名称で指定。昭和18年6月9日文部省告示第642号(参照:国立国会図書館デジタルコレクション)
出典
将門記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 23:29 UTC 版)
将平の諫言 「夫レ帝王ノ業ハ、智ヲ以テ競フベキニ非ズ。復タ力ヲ以テ争フベキニ非ズ。昔ヨリ今ニ至ルマデ、天ヲ経トシ地ヲ緯トスルノ君、業ヲ纂ギ基ヲ承クルノ王、此レ尤モ蒼天ノ与フル所ナリ。何ゾ慥ニ権議セザラム。恐ラクハ物ノ譏リ後代ニアラムカ。努力云々」 (口訳)「だいたい帝王の業というものは、人智によって競い求むべきものではなく、また力ずくで争いとるべきものではありません。昔から今に至るまで、天下をみずから治め整えた君主も、祖先からその皇基や帝業を受け継いだ帝王も、すべてこれ天が与えたところであって、外から軽々しくはかり議することがどうして出来ましょうか。そのようなことをすれば、きっと後世に人々の譏りを招くことに違いありません。ぜひ思いとどまりください。」
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