目 (国司)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 17:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動目(さかん、そうかん)とは、日本の律令制下の四等官制において、国司の第四等官(中央政府における「主典」に相当する)を指す。
中世以後、職人・芸人に宮中・宮家から名誉称号として授けられるようになった。
国司の官名
国司の四等官は、守(かみ)・介(すけ)・掾(じょう)・目(さかん)という文字を用いた。目は主に官事の記録及び公文の草案作成等を掌った。
大宝令・養老令に定められた規則では、国の規模(国力)によって国司の制度が異なっており、中国や下国では介や掾が省かれたが、目は設置された。逆に、最も高い位置づけの大国には大目・少目が設置された。
ただし実際の運用上は人員の増減があり、規則上は目が配置される上国に大目と少目が置かれることもあった(国司#国等級区分参照)。
職人・芸人の名誉称号
律令国司における目(大国では大目・少目)が転じて、後世、朝廷から、出入の商人や刀匠、浄瑠璃の芸人などに対して、その技芸を顕彰する意味で下賜されるようになった[1](これは、掾など他の国司の官名についても同様である)。目の称号を授けられることを「受領する」[注釈 1]という。
浄瑠璃
浄瑠璃太夫に対する有名な事例としては、寛文3年(1663年)に正六位下[注釈 2]越後目(えちごのさかん)を受領した藤原貞勝(のちの都万大夫[注釈 3])や、従六位下[注釈 4]佐渡目(さどのさかん)を受領した佐渡雅好(のちの佐渡嶋正吉)[2]が挙げられる。
脚注
注釈
出典
関連項目
「目 (国司)」の例文・使い方・用例・文例
- 目を酷使する
- 目撃者の証言
- 彼は目標を達成した
- 目標の達成
- 君の報告は私が自分の目で見たことと違うね
- その犯罪に関する2人の目撃者の説明は一致しなかった
- そんなことをする目的は何なのですか
- 彼女の目標はプロゴルファーになることです
- 彼女は目標を高いところに置いている
- 目覚まし時計を6時にセットする
- 目覚まし時計が5時に鳴った
- 彼の目は希望で生き生きしている
- 私が興味があるのは自分の目標を達成することだけだ
- 多少なりとも真剣ならば,もっと真面目に働いているはずだ
- 木材の長さに目をやる
- もう書類には目を通しましたか
- 彼女は5人の子どものうちで3番目だった
- カメラレンズは人間の目に似ている
- 彼女はさらにもう1回パーティーを開くがそれで今週3回目だ
- それなら我々の目的にかなうだろう
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