国司の官名
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国司の四等官は、守(かみ)・介(すけ)・掾(じょう)・目(さかん)という文字を用いた。本来「掾」という漢字の音読みは「エン」であるが、三等官は文字にかかわらず「じょう」と訓ぜられる。これは唐の一部官庁で三等官の呼称とされていた「丞」の借音とされる。唐名は参軍事、司馬など。 大宝令・養老令に定められた規則では、国の規模(国力)によって国司の制度が異なっており、四等官すべてが置かれないことがある。最も低い位置付けの下国には掾が置かれなかった。逆に、最も高い位置づけの大国には大掾・少掾が設置された。このため掾が設けられたのは上国・中国となる。 ただし実際の運用上は人員の増減があり、上国である下野国に大掾と少掾が配置されたり、下国である飛騨国に掾が置かれたりした(国司#国等級区分参照)。
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国司の官名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 17:20 UTC 版)
国司の四等官は、守(かみ)・介(すけ)・掾(じょう)・目(さかん)という文字を用いた。目は主に官事の記録及び公文の草案作成等を掌った。 大宝令・養老令に定められた規則では、国の規模(国力)によって国司の制度が異なっており、中国や下国では介や掾が省かれたが、目は設置された。逆に、最も高い位置づけの大国には大目・少目が設置された。 ただし実際の運用上は人員の増減があり、規則上は目が配置される上国に大目と少目が置かれることもあった(国司#国等級区分参照)。
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