江吏部集とは? わかりやすく解説

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江吏部集

読み方:ゴウリホウシュウ(gourihoushuu)

分野 漢詩文

年代 平安中期

作者 大江匡衡


江吏部集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/08 00:37 UTC 版)

江吏部集(ごうりほうしゅう)は、平安時代文人である大江匡衡の詩文集。

沿革

「江吏部」とは匡衡が大江氏であったことと、式部省の官人であったことから式部の唐名である「吏部」に由来する。寛弘8年(1011年)前後に成立。詩133首、詩序29首、和歌1首、和歌序1首を含む。全3巻。収録されている作品は部類別15門に分類し配列されており、中国の類書や千載佳句を手本としたと考えられている。

平安期文人で詩文集が現存する数少ない事例で、内閣文庫本、静嘉堂文庫本はじめ20ほどの近世を中心とする写本が現存している。最古の古写本は宮内庁書陵部所蔵本で、抄出本であるが奥書によれば大永6年(1526年)7月に「禁裏御本」を書写したものであるという。また、匡衡の漢文については47首が『本朝文粋』に収録されている。

構成

参考文献

  • 本間洋一『日本漢詩 古代編』和泉書院 1996年
  • 後藤昭雄『大江匡衡』吉川弘文館 2006年
  • 柳澤良一 編『石川県立図書館蔵川口文庫善本影印叢書 3 江吏部集 無題詩』勉誠出版 2010年


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