職原抄とは? わかりやすく解説

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しょくげんしょう〔シヨクゲンセウ〕【職原抄】

読み方:しょくげんしょう

南北朝時代有職(ゆうそく)書。2巻北畠親房著。興国元=暦3年(1340)成立日本官職沿革漢文記述


職原抄

読み方:ショクゲンショウ(shokugenshou)

分野 有職故実

年代 南北朝時代

作者 北畠親房


職原抄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 17:11 UTC 版)

職原抄』(しょくげんしょう)は、中世日本有職故実書。全2巻。『職原鈔』とも。鎌倉時代後期から南北朝時代の公卿北畠親房が、常陸国小田城後村上天皇のために書いたものとされる。興国元年/暦応3年(1340年)成立[1]


注釈

  1. ^ のちに名家の勧修寺経顕が定房(准大臣宣下の三ヶ月後に内大臣に上った)を先例として内大臣に任ぜられた際には、北朝の公卿三条公忠が日記『後愚昧記』に「後醍醐院のやったことは物狂の沙汰が多くて先例にならない」と記している(応安3年3月16日条)。ただし、後醍醐天皇の大覚寺統とは100年以上続く敵対派閥の意見であることに注意する必要がある。

出典

  1. ^ 田中義成 『南北朝時代史』 講談社学術文庫 ISBN 4061583344 163-164pには、「奥書に興国二年に撰べる事見えたれば、正統記より僅か二年後の作なり。」という記述がある。
  2. ^ 歴史の文字 記載・活字・活版 第一部 記載の世界
  3. ^ a b 大藪 2016, pp. 158–159.
  4. ^ 新田一郎 『日本の歴史11 太平記の時代』 講談社学術文庫 ISBN 978-4062919111、57p
  5. ^ 大藪 2016, p. 159- 加地宏江『伊勢北畠一族』(1994年新人物往来社)を引いている
  6. ^ 花田 2016, pp. 197–199.
  7. ^ 大藪 2016, pp. 159–162.


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