門下省とは? わかりやすく解説

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もんか‐しょう〔‐シヤウ〕【門下省】


門下省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 14:01 UTC 版)

門下省(もんかしょう)は、中国代から代にわたって設置されていた中央官庁の一つで、臣下の上程した上奏文の審議および、中書省の起草になる詔勅の審議を司った。代の侍中が改組されて成立した[1]

魏晋南北朝時代を通して設置され、でも設けられたが、代になるとその役割は形骸化し、代に廃止された[1]

門下省の職権は強く、門下省の審議を経て承認を与えたもの以外は、勅詔として発効することがなかった。

その長官である侍中には、名流である門閥貴族出身者が任命された。南朝では、中書令と共に宰相の権限を与えられた。北朝でも、各省中において最も尊重された。

唐代でも、中書省・尚書省とともに「三省」を構成したが、次第に実権を喪失していき、中書省に権限を吸収され、その機能を同中書門下平章事に合併された。宋代では中書門下の職掌を併合した政事堂が設置され、宰相の職務を行使するようになった。

関連項目

  1. ^ a b 門下省」『デジタル大辞泉』小学館https://kotobank.jp/word/%E9%96%80%E4%B8%8B%E7%9C%81コトバンクより2025年2月20日閲覧 

門下省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:14 UTC 版)

彩雲国物語の登場人物」の記事における「門下省」の解説

旺 季(おう き) 声:家中宏 侍中長官)で、旺栗花落の弟。50代後半で孫にリオウが居る。地味に整った顔立ち黒髪黒い瞳を持つ。短い髭を綺麗にたくわえ、さほど高級でない耳環指輪付けている。資蔭制朝廷入った。彼が長官務める門下省は、御史台並んで貴族牙城」と呼ばれている。以前御史台長官だった。元の姓氏冠し、蒼季とも呼ばれる蒼玄の子孫であり、血統における王位継承者としては第1位。 紫門四家で、貴族としての矜恃が高い。七家と縹家優遇されていることに不満を持つ。紅藍両家嫌っており、凌晏が紅家に潜り込む時も喜んで送り出した。但し晏工作で姫悠舜が紅家に捕らえられると自ら助け出し姫家壊滅すると紫戩噛み付くなど、晏がどう紅家を弱体化させるかまでは頭が回っていなかった様子見せている。 10代、戩公子対立し残して一族総て喪う20代、孫陵王と共に左遷日々送り朝廷腐敗に対して暗殺などの手段で対抗していた。その頃に悠舜・皇毅・晏らの養い親となり、悠舜の看病の為、一時期冗官にもなった。30代御史として中央返り咲いたが、妾妃達の対立巻き込まれ百以上の兵士切り捨てながら城を落ち延びる以来10年巡察」と銘打った流浪経験する。門下省の侍中として城に戻った晩秋の夜、呪いによって弱りきった戩止めをさした。 紫劉輝とは彼が幼児の頃からの顔見知り清苑公子流刑処され1年後夜に対話したことがあり、そのときに「自分捨てて、何かから逃げていきることはしない」と決意した。 民を思う心と戩への対抗心支えにしている。対抗心が行き過ぎる余り内心うなって欲しいと思うことを、晏代行させる形で実現させていた。戦を最終手段として捨てられず、資金調達為に配下贋作を売らせ、真作を買う時に贋金で払わせ、塩に白砂混ぜて水増しした分を盗んで転売する。これらの事件得た金の一部藍州製塩所買収充てて、藍州産塩の売り上げ手に入れようとする。塩の件では塩・茶に関する独立した官位設け、そこに手の者送り込もうとも企んだ。更に黄家にも前金払って準備をさせる。紅秀麗厄介払いしようと冗官解雇案も提示するが、こちらは悠舜に貴族派官吏大量解雇という形で反撃される。武器調達にあたっては紅一族による経済封鎖隠れ蓑に、子蘭などを使って紅州から炭を密輸し領地内でやはり紅州から連れ出した技術者達に合金打ち直させて黒白両州の刀鍛冶送っていた。 準備万端整え、劉輝に譲位を迫るが、彼が一兵も連れ出さなかったことに動揺し一騎討ちの中で彼が戩ではないと痛感させられる。晏が旺季軍を煽動した時、戦に繋がると分かっていながら玉座に目が眩んで自軍止めようとしなかった自分愕然とし、劉輝に対して敗北認めた責任取って自決しようとするが、リオウ秀麗身体借りた飛燕止められ、劉輝から莫邪受け取った表向きは旺季と天災因果関係認められなかった為、事態の収拾に動く姿を評価されていたが、朝廷辞してからは情勢変化により凋落した。上治14年山家の変から秀麗救い出した後、死去末子であることから「季」と名付けられる。名の由来劉邦の字、「季」か。 凌 晏りょう あんじゅ) 声:千葉一伸 黄門侍郎次官)。皇毅、悠舜とは幼なじみ凌家養子かつ唯一の生き残り垂れ目で、茶色の瞳は感情に応じて濃淡が変わる。波打つ髪など、弟とはどことなく似通っている。官服は少し着崩し、冠や佩玉付けていない。作り笑い地顔になっている資蔭制朝廷入ったが、貴族派国試派中立的立場を取る。悠舜達より年上30代後半で、官吏経験長い彼の出生禁句になっており、それを持ち出したものは朝廷表舞台からことごとく抹消されていることで有名。 彼からをもらうと不幸になる。皇毅から「トドの背後霊」と称された(ただしこれは、秀麗おぼろげな記憶要約したもの)。秀麗には表向き好意的で、たまにちょっかいを出す秀麗に、何かしらの物(行動情報など)と引き換え情報与える。果物好き。特に初仕事報酬貰って以来好んでいる。秀麗幼い頃10歳頃)「姮娥」で賃仕事をしているときに会ったことがある絶対身元明かさない謎の人として秀麗覚えていたが本人忘れていた。本人いわく「好きなコはいじめたくなる」らしい。自称嘘つき」。 幼少時報酬提示されて、母とその再婚相手家族皆殺しにした。爾来生来美貌気質生かして貴族渡り歩き食い潰してきた。その過程何度か旺季と邂逅し、彼に興味を持つも、旺季の方は自分だけを特別扱いしくれない事に焦れ、彼を度々殺したいという衝動に駆られる。しかし、本当は誰よりも旺季を守りたい思っており、何としてでも生かそう行動する。 紫戩からの依頼で紅家に潜入し、紅家の中人物次々に誑かし、姫家売って保身を図る様に吹き込む。姫悠舜が紅家の禁苑訪れた時は、紅家の裏の者に捕らえさせる。後に悠舜には歪んだ形ながら仲間意識持ち、彼を見捨てた紅家は嫌う様になった。 父は仲障で、異母弟朔洵が居る。自分達の不幸の種である彩七家忌み嫌っており、出生隠した余り父と弟殺意抱いているが、結局悠舜に片付けさせた。黒仙との契約対価に朔洵を差し出し、朔洵の「抜け殻」を操れようになった。この時、神器破壊、縹瑠花と羽羽の殺害課される。 『紅梅』で碧万里鳳麟印偽造させ、『黒蝶』で紅一族経済封鎖出仕拒否命じ炭と技術者流出行い易くした。『白虹』で離魂の鏡が破壊された後、立香から神器情報聞き出し試しに若手術者唆して宝鏡を破壊させ、藍州水害塩害引き起こした。『黄昏』にて羿の神弓破壊させ、碧州蝗害地震誘発する秀麗たちや縹家高位術者事後処理追われ出払った隙を見計らい、瑠花の本体の首を落とすことに成功する後継者も摘もうと英姫、珠翠の殺害目論むが、こちらは失敗終わった。旺季が敗色濃厚になると必死になる余り御史数名の前で貴陽火計明らかにするが、結局証拠不十分になった。 本編終了後侍中昇進し貴族派領袖担ぎ出される山家変にて旺季の最期看取った後に姿を消す短編冬の華」では死去している。

※この「門下省」の解説は、「彩雲国物語の登場人物」の解説の一部です。
「門下省」を含む「彩雲国物語の登場人物」の記事については、「彩雲国物語の登場人物」の概要を参照ください。

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