縹家(ひょうけ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 17:24 UTC 版)
「彩雲国物語の用語」の記事における「縹家(ひょうけ)」の解説
頭首:「奇跡の子」、璃桜大巫女:瑠花(『はじまり』の約80年前より、『紫闇』にて死去)、珠翠(『紫闇』より)王家、彩七家に次ぐ名家。始祖が蒼玄の妹・蒼遙姫であることから、王家の代わりになり得、過去に何人か緊急避難的に王を輩出している。神祗の血筋で異能の力(先見・命声・千里眼など)を持ち神事を司る反面、呪術にも長ける一族。本来は異能持ちの方が少なく、縹家自体、神祇よりは弱者の救済を中心にしていた。当主は基本的に女性が務めるが、この2代は男性が務めている。しかし「奇跡の子」への反発が元で、男性の当主は何かしでかすのではと疎まれる存在と化して、大巫女が実権を握る。「奇跡の子」の時代、紅仙を捕らえて、彼女の力を吸い取り、子も生ませることで異能持ちの数も質も高めた。その代償に心身薄弱な「白い子供」も多く生まれた。紅仙なき今は異能持ちの出生率が下がっており、八仙の捕獲で暗躍している。「奇跡の子」時代は神祇を通して政治を牛耳る様にもなり、大業年間に繋がった。現在若手の中には神祇が軽んじられているとの不満も出ており、神器破壊に協力してかつての存在感を取り戻そうとする術者すら居る。婚姻を結ぶと多少能力が衰えるらしく、「異能の継承」は一族の生娘にしか行えない。仙洞省の長である「仙洞令君」は縹家一族の者でなければならないなど、表立ち政治に直接かかわる部署ではないものの、一族の者への宰相会議での席が約束されており、また王位継承の執り行いへの発言力を有することから、その影響力はかなりのもの。縹家にはたまに不老長命の人間が生まれるらしく、当主・璃桜もその一人。王家の女性で才能がある女は縹家で巫女となり、ない女はどこかに嫁がされる。専門的に兇手を育てる家系で、白い子供を暗殺傀儡に仕立て上げている。
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