居城
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居城(きょじょう)とは、領主が普段から住む城。または、領主が拠点とする城をいう。しばしば本城と呼ばれる場合もある。城に領主などが住む、または本拠としていることを意味する形容動詞の言葉として使われることがある。
また、拠点とする建造物が館である場合には居館(きょかん)という。館は城郭に比して防御力に劣るため、合戦に備えて防衛拠点(山城や支城など)を近くに設けることが多く、戦国時代中期ごろまでは、平時は山麓などの居館に領主が住み、合戦が始まると山城などに籠もった。戦国時代後期以降は、平時・有事ともに対応する大規模な城郭(平城・平山城)を構築するようになり、居館は城郭と一体化するようになった。
居城・居館の例
居館
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八木には子字名「殿屋敷」という場所があり、1989年(平成元年)に一部発掘調査が行われた。それによると12世紀から14世紀の初頭にかけての中国製の青磁や鉢や土器が多数出土した。更に幅5.2m、深さ2.3m、長さ35mの掘削された堀跡が検出された。全貌は明らかになっていないが、殿屋敷、居館の防備施設だと思われている。15世紀の遺物が発見されていないことから、「戦国時代の殿屋敷がここではない可能性も高くなる」としている。戦国時代の居館跡は「永照寺と柳谷寺の付近に別所吉治の舘があると理想的」としている。その理由として近世城郭によく見られる八木石城の直登城ルートがあり、また城下町の中心に位置し、城下町の整備が居館を中心に進められていたと推定している。
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