居館とは? わかりやすく解説

きょ‐かん〔‐クワン〕【居館】

読み方:きょかん

住まいとしている邸宅屋敷


居館

読み方:キョカン(kyokan)

領主などの常に居住している館。


居城

(居館 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/06 08:11 UTC 版)

居城(きょじょう)とは、領主が普段から住む。または、領主が拠点とする城をいう。しばしば本城と呼ばれる場合もある。城に領主などが住む、または本拠としていることを意味する形容動詞の言葉として使われることがある。

また、拠点とする建造物がである場合には居館(きょかん)という。館は城郭に比して防御力に劣るため、合戦に備えて防衛拠点(山城支城など)を近くに設けることが多く、戦国時代中期ごろまでは、平時は山麓などの居館に領主が住み、合戦が始まると山城などに籠もった。戦国時代後期以降は、平時・有事ともに対応する大規模な城郭(平城平山城)を構築するようになり、居館は城郭と一体化するようになった。

居城・居館の例

居城
毛利元就吉田郡山城(現・広島県安芸高田市)。中世山城ではあるが、毛利氏とその重臣たちは城中の曲輪内に居住していた。
織田信長安土城(現・滋賀県近江八幡市)。信長は勢力拡大に併せて、那古野城清洲城小牧山城岐阜城(稲葉山城)へと居城を幾度も移しており、最後の城となった安土城では、天守(天主)に居住していたとされる。
豊臣秀吉大坂城など。
居館
大内氏大内氏館・築山館(現・山口県山口市)。防御拠点として凌雲寺高嶺城などを設けている。
武田信玄躑躅ヶ崎館(現・山梨県甲府市)。詰城となる山城として要害山城を築いた。

居館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 19:13 UTC 版)

八木城 (但馬国)」の記事における「居館」の解説

八木には子字名「殿屋敷」という場所があり、1989年平成元年)に一部発掘調査が行われた。それによると12世紀から14世紀初頭にかけての中国製青磁や鉢や土器多数出土した。更に幅5.2m、深さ2.3m、長さ35mの掘削された堀跡が検出された。全貌明らかになっていないが、殿屋敷、居館の防備施設だと思われている。15世紀遺物発見されていないことから、「戦国時代の殿屋敷がここではない可能性高くなる」としている。戦国時代居館跡は「永照寺柳谷寺付近に別所吉治の舘があると理想的」としている。その理由として近世城郭によく見られる八木石城直登ルートがあり、また城下町中心に位置し城下町の整備が居館を中心に進められていたと推定している。

※この「居館」の解説は、「八木城 (但馬国)」の解説の一部です。
「居館」を含む「八木城 (但馬国)」の記事については、「八木城 (但馬国)」の概要を参照ください。

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