出兵とは? わかりやすく解説

しゅっ‐ぺい【出兵】

読み方:しゅっぺい

[名](スル)戦争などに、軍隊を派遣すること。派兵。⇔撤兵(てっぺい)。


戦争

(出兵 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/30 09:08 UTC 版)

戦争(せんそう、英:war)とは、兵力による国家間の闘争である[1]。戦争に対を為すのは国際紛争の平和的解決である[2]。広義には内戦反乱も含む(戦争一覧)。人類が、集団を形成するようになる有史以来、繰り返されてきたものである。銀行などが引受けた巨額の戦費は慢性的な租税負担となる。市民生活に対する制限と攻撃は個人の尊厳を蹂躙する。時代ごとの考え方によって違法性が認定されてきた[3]21世紀に入り、地球規模で敷設されたITインフラを通して膨大な情報が世界中で流通するようになると、物理的な攻撃を伴わない国家間の争いが増加した。そのような争いの比喩として、情報戦経済戦争貿易戦争サイバー戦争などという言葉も用いられるようになった。


注釈

  1. ^ 敵を完全に殲滅して敵国の抵抗力を徹底的に破壊する戦略。
  2. ^ ベイジル・リデル=ハートは『戦争に関する考察(Thoghts on War)』において戦争の原因は突き詰めれば心理的なものであると考え、全感覚(あらゆる方面における知覚)を用いて戦争を理解しなければ、戦争を防止する展望は持ち得ないと論じた[39]
  3. ^ 戦争哲学の前提として戦争の原因論はその性質から観察者の哲学的・政治的・歴史学的・法学的な立場やバイアスなどに大きく関わる。例えば決定論の立場で戦争の原因論を考察した場合、あらゆる要因がその戦争の発生を決定付けているために人間は本質的に戦争に責任を持つことができないということとなり、原因は起因したそれら諸要素となる。
  4. ^ 国際政治学において侵略と認定する条件として、第一に武力行使、第二に先制攻撃、第三に武力による目的達成の意思、が挙げられており、自衛や制裁などの免責理由がないこととして価値中立的な定義としている。ただし、侵略の条件に「意思」が挙げられていることはこの定義の法律的性質を現すものであり、ある特定の価値観が存在していると指摘できる。そのため、軍事上の事実的行為として侵略は武力の先制使用であると考えられている[41]

出典

  1. ^ 「戦争」『国際法辞典』、217-219頁。
  2. ^ 「国際紛争の平和的解決」『国際法辞典』、118-119頁。
  3. ^ 三石善吉 戦争の違法化とその歴史 東京家政学院筑波女子大学紀要第8集 2004年 pp.37-49.
  4. ^ 本郷健『戦争の哲学』(原書房、1978年)46-47頁
  5. ^ Field Manual 100-5, Operations, Department of the Army(1993)
  6. ^ 佐原真「日本・世界の戦争の起源」、仮名関恕・春成秀爾編『佐原真の仕事4 戦争の考古学』岩波書店 2005年
  7. ^ 服部 2017, p. 190.
  8. ^ 佐原真「ヒトはいつ戦い始めたか」、金関恕・春成秀爾編『戦争の考古学』佐原真の仕事4 岩波書店
  9. ^ 本当の戦争―すべての人が戦争について知っておくべき437の事 ISBN 978-4087734102
  10. ^ 佐原真「戦争について考える」、『考古学つれづれ草』小学館 2002年
  11. ^ 朝日新聞2016年3月31日2016年4月10日閲覧
  12. ^ 佐原真「日本・世界の戦争の起源」、金関恕・春成秀爾編『佐原真の仕事4 戦争の考古学』岩波書店
  13. ^ Max Boot, War Made New: Technology, Warfare, and the Course of History, 1500 to Today (New York: Penguin Group Inc., 2006), 4–5.
  14. ^ 石津朋之、ウィリアムソン・マーレー著 『21世紀のエア・パワー』 芙蓉書房出版 2006年10月25日第1刷発行 ISBN 482950384X
  15. ^ クギを打った棒や素手で殴り合い 中印衝突で 奇妙な戦闘の舞台裏”. 産経新聞 (2020年6月26日). 2021年2月13日閲覧。
  16. ^ ロシア、ウクライナ複数都市を攻撃 首都空港巡り戦闘(写真=AP)” (日本語). 日本経済新聞 (2022年2月24日). 2022年2月24日閲覧。
  17. ^ ロシアのウクライナ侵攻、ネット上に情報続々 宣戦布告はYouTubeに、火の手の様子はTwitterに、航空機の状況はFlightradar24に” (日本語). ITmedia NEWS. 2022年2月24日閲覧。
  18. ^ Gilpin, Robert (1988). “The Theory of Hegemonic War”. The Journal of Interdisciplinary History 18 (4): 591–613. doi:10.2307/204816. ISSN 0022-1953. https://www.jstor.org/stable/204816. 
  19. ^ 飯田浩司著 『軍事OR入門』 三恵社 2008年9月10日改訂版発行 ISBN 9784883616428 195頁
  20. ^ Wallinsky, David: David Wallechinsky's Twentieth Century: History With the Boring Parts Left Out, Little Brown & Co., 1996, 0-316-92056-8, 978-0-316-92056-8 – cited by White
  21. ^ Brzezinski, Zbigniew: Out of Control: Global Turmoil on the Eve of the Twenty-first Century, Prentice Hall & IBD, 1994, – cited by White
  22. ^ Ping-ti Ho, "An Estimate of the Total Population of Sung-Chin China", in Études Song, Series 1, No 1, (1970) pp. 33–53.
  23. ^ Mongol Conquests”. Users.erols.com. 2011年1月24日閲覧。
  24. ^ “The world's worst massacres Whole Earth Review”. (1987年). オリジナルの2003年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20030517105614/http://www.globalwebpost.com/genocide1971/articles/general/worst_massacres.htm 2011年1月24日閲覧。 
  25. ^ Taiping Rebellion – Britannica Concise”. Britannica. 2011年1月24日閲覧。
  26. ^ Michael Duffy (2009年8月22日). “Military Casualties of World War One”. Firstworldwar.com. 2011年1月24日閲覧。
  27. ^ Selected Death Tolls for Wars, Massacres and Atrocities Before the 20th Century”. Users.erols.com. 2011年1月24日閲覧。
  28. ^ McFarlane, Alan: The Savage Wars of Peace: England, Japan and the Malthusian Trap, Blackwell 2003, 0-631-18117-2, 978-0-631-18117-0 – cited by White
  29. ^ Nuclear Power: The End of the War Against Japan”. BBC News. 2011年1月24日閲覧。
  30. ^ Timur Lenk (1369–1405)”. Users.erols.com. 2011年1月24日閲覧。
  31. ^ Matthew White's website (a compilation of scholarly death toll estimates)
  32. ^ Russian Civil War”. Spartacus.schoolnet.co.uk. 2010年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月24日閲覧。
  33. ^ ジェイムズ・F・ダニガン、ウィリアム・マーテル著、北詰洋一訳『戦争回避のテクノロジー』(河出書房、1990年)37頁
  34. ^ 防衛大学校・安全保障学研究会編『安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)24-25頁
  35. ^ 栗栖弘臣『安全保障概論』(BBA社、1997)116-119頁
  36. ^ 防衛大学校・安全保障学研究会編『安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)25-27頁
  37. ^ 防衛大学校安全保障学研究会『最新版 安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)31-32頁
  38. ^ 栗栖弘臣『安全保障概論』(ブックビジネスアソシエイツ社、1997年) 131-133頁
  39. ^ 松村劭『名将たちの戦争学』(文春新書、2001年)18頁
  40. ^ 古賀斌『戦争革命の理論』(東洋書館、1952年)128-139頁
  41. ^ 服部実『防衛学概論』(原書房、1980年)33-34頁
  42. ^ 防衛大学校・安全保障学研究会編『安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)182頁の『軍事力によるエスカレーションの具体例』の図、及びジェイムズ・F・ダニガン、ウィリアム・マーテル著、北詰洋一訳『戦争回避のテクノロジー』(河出書房、1990年)32-36頁を参考とした。
  43. ^ 寺沢一、山本草二、広部和也編 編「Ⅲ国家の成立16国家結合」 『標準 国際法』(初版)青林書院、1989年6月、112頁頁。ISBN 978-4417007517 
  44. ^ 佐分晴夫「従属国」 『日本大百科全書』小学館http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%BE%93%E5%B1%9E%E5%9B%BD/2010年4月11日閲覧 
  45. ^ Yahoo Dictionary>JapanKnowledge>大辞泉>傀儡政権
  46. ^ Exite>三省堂>大辞林>傀儡政権
  47. ^ 防衛大学校・防衛学研究会『軍事学入門』(かや書房、2000年)及びジェイムズ・F・ダニガン著、岡芳輝訳『新・戦争のテクノロジー』(河出書房新社、1992年)などを参考にし、主要な闘争の局面について整理した。
  48. ^ 防衛大学校・防衛学研究会『軍事学入門』(かや書房、2000年)52-53頁



出兵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 06:52 UTC 版)

奥州合戦」の記事における「出兵」の解説

7月17日頼朝軍勢大手軍・東海道軍・北陸道軍の三軍分けて進攻計画立てた畠山重忠先陣とした頼朝率い大手軍は鎌倉街道中路から下野国を経て奥州方面へ、千葉常胤八田知家率い東海道軍は常陸国下総国武士団とともに岩城岩崎方面へ、比企能員宇佐美実政率い上野国武士団中心とした北陸道軍は越後国から日本海沿いを出羽国方面それぞれ進軍することになった7月19日頼朝梶原景時進言越後囚人城長茂加え大手軍を率いて鎌倉出発する25日宇都宮社で戦勝祈願し26日には常陸佐竹秀義軍勢加わった28日新渡戸駅に到着する城長茂郎従200余人参集した。かつて敵対した二大雄族である城氏佐竹氏従えた頼朝は、29日下野陸奥国境の白河関通過する初秋白河関立った頼朝が、梶原景季に「能因法師の歌を思い出さないか」と問いかけると、景季は「秋風草木の露を払わせて 君が越ゆれば 関守無し」と本歌取して歌を詠んだ大手軍はさしたる抵抗受けず奥州南部進み8月7日には伊達郡国見駅達した

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「出兵」を含む「奥州合戦」の記事については、「奥州合戦」の概要を参照ください。

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出兵

出典:『Wiktionary』 (2021/10/17 11:45 UTC 版)

名詞

しゅっぺい

  1. ある目的領土拡張派遣要請受諾など)により軍隊送ること。

動詞

活用

サ行変格活用
出兵-する

「出兵」の例文・使い方・用例・文例

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