スペイン帝国
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スペイン帝国(スペインていこく、西: Imperio español)は、スペインとその植民地・属領などの総称である。カスティーリャ王国とアラゴン王国の合併によって成立したスペイン王国がナスル朝グラナダ王国を滅ぼし、イベリア半島からイスラーム勢力を一掃した1492年以降、1898年の米西戦争に敗北して、ほぼ全ての海外植民地を失うまでの期間を指す。「帝国」の名称はその広大な統治領域に由来する。君主号(皇帝)とは無関係である。1868年から1874年は革命政権の支配の下で、国王は空位となり、やがて共和制に移行した。
- 1 スペイン帝国とは
- 2 スペイン帝国の概要
スペイン帝国
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「アラトリステ (映画)」の記事における「スペイン帝国」の解説
本作品開始時点のスペイン帝国領土はヨーロッパではスペイン・ポルトガル・イタリア南部・フランスの一部・オランダ・ベルギー、植民地は南北アメリカ大陸・アフリカ大陸・インド・フィリピンにまでおよび、「太陽の沈まない国」・「スペイン黄金世紀」と称されていた。その覇権を維持するために傭兵の大量雇用などを続けており、必要経費も膨大であった。このため先々代国王の時代には4回の破産宣告(パンカロータ)をおこない、その後もたびたびパンカロータを宣告するなど経済的な翳りは始まっていた。植民地である新大陸から産出する銀などの財だけでは足りず、貿易で儲けているネーデルラント(現代のオランダ・ベルギー・ルクセンブルク)は帝国の税収源とされていた。
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スペイン帝国(スペイン・ハプスブルク帝国)
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「太陽の沈まない国」の記事における「スペイン帝国(スペイン・ハプスブルク帝国)」の解説
スペイン系ハプスブルク家、すなわちスペイン・ハプスブルク家(エスパーニャ・アブスブルゴ)は、1580年から1640年にかけてポルトガル王位を兼ね、ヨーロッパ大陸ではネーデルラントや南イタリアなどを属領とし、中南米やフィリピン、マカオ、マラッカ、ゴアおよびアフリカ大陸沿岸などの旧ポルトガル領などの海外植民地を含めて「太陽の沈まない国」を実現した。これら本国、植民地、属領の総称としてスペイン帝国と呼ばれる フェリペ2世の在位中に最盛期を迎えるが、無敵艦隊の壊滅を契機としてその勢力は下り坂に入り、八十年戦争やフランス・スペイン戦争(西仏戦争)に敗れてヨーロッパの覇権を失い、八十年戦争でスペインから独立したオランダや宿敵ブルボン家を擁するフランス、無敵艦隊を破ったイングランドなどの台頭もあって、衰退した
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