スペイン宮廷の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:14 UTC 版)
フェリペ4世 アブスブルゴ朝スペイン王国の4人目の王。狩猟と女遊びと芸術をこよなく愛し、またその人好きのする性格故にマドリード市民からも広く愛された人物。1作目よりアラトリステと浅からぬ縁で結ばれることになる。5作目ではアラトリステに秘かにグランデの特権を付与している。 オリバーレス伯爵 フェリペ4世の寵臣としてスペイン王国を差配する大貴族。いつでも切り捨て可能な懐刀としてアラトリステを隠密の任務に用いる。 フランシスコ・デ・ケベード 実在の人物であり、スペイン近世文学を代表する人物として知られる。本作では、主人公アラトリステの親友の一人として登場する。1580年マドリード生まれ、1645年没。強烈な風刺で知られ、作中にも彼の詩の引用は頻繁に登場する。 アンヘリカ・アルケサル 本シリーズのヒロインでイニゴの恋人。1611年頃生まれ、1640年頃に死亡。両親を早くに亡くした為、伯父である高級官僚ルイス・アルケサルのもとに身を寄せている少女。スペイン王妃付きの女官として王宮に勤めている。希有な美貌と邪悪な内面を持っているとされ、伯父ルイス・アルケサルに協力してアラトリステを亡き者にするため、イニゴを誘惑する。しかしイニゴを利用しながらもイニゴを深く愛していたとされる。 ルイス・アルケサル アラゴン出身の高級官僚。1623年にイングランド王太子チャールズ1世が内密にマドリードを訪問した際、アラトリステを買収してこれを暗殺しようと試みるも失敗。アラトリステに恨みを抱き、つけねらう。 グアダルメディーナ伯爵アルバロ・デ・ラ・マルカ かつてアラトリステにケルケナ諸島(チュニジア)で命を救われたことがあり、アラトリステを影から支援している大貴族。国王フェリペ4世とはナンパ友達である。フルネームはアルバロ・ルイス・ゴンサガ・デ・ラ・マルカ・イ・アルバレス・デ・シドニアÁlvaro Luis Gonzaga de la Marca y Álvarez de Sidonia。
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