無敵艦隊の壊滅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 14:37 UTC 版)
「大陸戦争 (ACE COMBAT)」の記事における「無敵艦隊の壊滅」の解説
爆撃機部隊によるノースポイント攻撃が失敗したため、エルジアは上陸部隊によるノースポイント占領を図り大陸東部の港湾都市であるコンベース港に「無敵艦隊」の異名を持つ主力艦隊「エイギル艦隊」を集結させ、併せて作戦に必要な緊急展開軍や大量の物資をコンベース港へ空輸し部隊編成を進めていた。輸送機を北からコンベース港に向かわせるルートは「空中回廊」という通称で呼ばれていた。ISAFは空中回廊を使ったコンベース港への空輸を妨害し、大陸の空を支配したと思っているエルジアに対し精神的打撃を与えることを目的としたハンティングホーク作戦を開始した。11月7日、ペイトン半島の南に展開した空母から発艦した戦闘機部隊は、コンベース港北西の空中回廊を飛行中のC-17からなる輸送機編隊を攻撃した。輸送機編隊は電子戦機として随伴するE-767の電子妨害と護衛戦闘機隊に守られていたが、ISAF機は目視で対応し輸送機は全機撃墜された。 11月19日、ISAFはコンベース港北東部に位置し、コンベース港への燃料供給を一手に担う石油化学コンビナートに対する攻撃を目的としたアーリーバード作戦を開始した。作戦の目的は石油化学コンビナートを構成する沿岸部の石油精製施設および備蓄施設と、洋上の油田採掘施設を攻撃しその生産能力を20%以下にまで低減することにあり、コンベース港とエイギル艦隊の無力化を意図していた。作戦は成功しエルジアは一日あたり25万バレルの原油採掘能力と500万バレルの備蓄を喪失し、ノースポイント侵攻を延期したが、迎撃に上がった黄色中隊によってISAFも複数機が撃墜され損害を被った。 11月23日、ISAFはコンベース港とエイギル艦隊への奇襲を目的としたラフシーズ作戦を開始した。ISAFにとってノースポイントに司令部を移して以来初の大規模な航空作戦であった。ペイトン半島の南に展開した空母から発艦したISAF機は、コンベース港とニューコンベース港、造船施設、およびエイギル艦隊に攻撃を加えた。この攻撃でエイギル艦隊の旗艦である戦艦タナガーを始めとする多数の艦艇を撃沈したことで艦隊を壊滅へと追いやり、また港湾施設にも打撃を与えることに成功した。エルジア軍はこれを受けノースポイントの攻略作戦を無期限延期とした。戦局は依然としてISAFが不利な状況にあったものの、久しぶりの大きな勝利にISAF側の将兵の士気は大いに高まった。 壊滅したエイギル艦隊の旗艦であった戦艦タナガーのマティアス・トーレス艦長は乗艦を撃沈されたものの、的確な退艦指示とダメージコントロールによって多数の将兵を生還させた。トーレス艦長は艦隊壊滅の汚名ではなく、将兵を救った「コンベースの英雄」として扱われ、勲章を授与された。
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