論証とは? わかりやすく解説

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ろん‐しょう【論証】

読み方:ろんしょう

[名](スル)ある与えられ判断が真であることを妥当な論拠挙げて推論すること。その論拠公理公準などか、または経験的事実かによって演繹(えんえき)的・帰納的の別があり、また帰謬(きびゅう)法によるか否かによって間接的直接的の別がある。証明立証


論証

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 14:01 UTC 版)

論証(ろんしょう、: argument)とは、論理学の用語で、前提(premises)と呼ばれる宣言的文の集まりと結論(conclusion)と呼ばれる宣言的文から構成され、前提群から結論が真であることが導き出せることを主張したものである。そのような論証には、妥当なものと妥当でないものがある。なお、個々の宣言的文は真(true)か偽(false)かで判断されるが、論証は妥当(valid)か妥当でない(invalid)かで判断される。英語では、宣言的文をstatementや命題(proposition)と呼んでいたが、最近では哲学的な含意を避けるためsentenceと呼ぶことが多い。


  1. ^ チャールズ・ペゾルド(2008) 『チューリングを読む コンピューターサイエンスの金字塔を楽しもう』 井田哲雄、鈴木大郎、奥居哲、浜名誠、山田俊行 (訳) 日経BP社 p. 76.
  2. ^ 清水義夫(1984) 『記号論理学』 東京大学出版会 pp. 75–76, 81–82.


「論証」の続きの解説一覧

論証

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 23:09 UTC 版)

科学的方法」の記事における「論証」の解説

IMRAD」も参照 論証が科学的であるためには、少なくとも論理的であることが求められる一般に科学領域における「論理的」という概念説明するモデルとしては三角ロジック論理の三要素) が有力である。三角ロジックとは、以下に示す三つの要素からなる論法である。 「主張結論)」 「根拠となる事実証拠証拠物件)」 「根拠となる事実から主張演繹/帰納するための推論過程論拠)」 三角ロジックは、スティーヴン・トゥールミンによるトゥールミンモデル(en:Stephen Toulmin#The Toulmin Model of Argument)の簡略化であると考えられている。 これらの言葉の意味簡単に例解する。例えば、推理小説においては、証拠証言根拠にして推理進み、そして結論導かれる。「犯人A氏だ」というのが「主張結論)」である。「根拠となる事実」というのは、例えば「血のついたナイフ」とか「ドアについた指紋」といった、証拠物件自体それぞれや、「何時に駅でA氏をみた」といった証言自体それぞれのことである。推理小説では、証拠物件存在状況証言から何らかの推理行い、「犯人A氏だ」ということ立証するための論を述べるが、これが「推論過程論拠)」である。 科学的な論証においては上記の三要素に関して相応適切さ求められ、それが適切であることが科学的な方法特徴づけている。この意味において、科学的な論証の顕著な特徴としては「適切な証拠への依存」、「明確な結論存在」、「証拠結論を結ぶ適切な推論過程存在」の三つ認められる

※この「論証」の解説は、「科学的方法」の解説の一部です。
「論証」を含む「科学的方法」の記事については、「科学的方法」の概要を参照ください。

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論証

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 23:33 UTC 版)

名詞

ろんしょう

  1. 与えられた命題である理由証明すること。

発音(?)

ろ↗んしょー

動詞

活用

サ行変格活用
論証-する

「論証」の例文・使い方・用例・文例

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