錯誤とは? わかりやすく解説

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さく‐ご【錯誤】

読み方:さくご

[名](スル)

まちがうこと。まちがい誤り。「—を犯す」「試行—」

「時々強いて—して織り込まれて」〈佐藤春夫田園の憂鬱

その人認識客観的事実とが一致しないこと。「時代—」

民法上、意思表示をした者の内心意思表示行為とがくいちがっていることを表意自身知らないこと例えば、英和辞典を買うつもりで、気づかずに和英辞典を買うなど。


錯誤

読み方:サクゴ(sakugo)

まちがい


錯誤(さくご)

民法基本用語に関わる用語

言い誤り書き間違え、などのように表示真意不一致生じている意思表示のこと。例えば、本物真珠思って模造真珠買った場合などがこれにあたる法律行為要素に錯誤がある意思表示は、原則として無効である。法律行為要素の錯誤とは、通常人の判断基準として、もしその錯誤がなかったならばその表意者はその意思表示をしなかっただろうと認められるような錯誤のことである。しかし、錯誤について表意者に重大な過失があるときは、表意者は自ら無効主張することができない


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錯誤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/08 09:59 UTC 版)

錯誤(さくご)




「錯誤」の続きの解説一覧

錯誤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 23:26 UTC 版)

遺棄罪」の記事における「錯誤」の解説

自分保護責任者だという認識を欠くケースでは錯誤が問題になるが、事実の錯誤問題違法性錯誤の問題かが講学争いになる。

※この「錯誤」の解説は、「遺棄罪」の解説の一部です。
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錯誤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 01:09 UTC 版)

条約の無効」の記事における「錯誤」の解説

錯誤による条約無効条約法条約48条定められた。条約の無効原因として錯誤が主張されることは稀で、過去主張されたのはほとんど領土境界線に関する紛争における地図上の錯誤である。例えプレア・ビヘア寺院事件ICJ判決では地図上の国境線についてタイが錯誤を主張しICJは「錯誤を主張する当事者が、自らの行為によって錯誤の発生寄与したかまたはこれを回避しえた場合、あるいはその発生可能性について事前に知ることができた状況にあった場合には、錯誤の抗弁同意無効とする要素とは認められないのであり、これは確立されたほう規則である。」との判断示した条約締結時に存在していると考えられる事実事態に関する錯誤でなければ無効主張することはできず、その事実または事態条約拘束されることについての不可欠な基礎構成する場合にのみ錯誤による無効主張することができる。

※この「錯誤」の解説は、「条約の無効」の解説の一部です。
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錯誤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 16:37 UTC 版)

取消し」の記事における「錯誤」の解説

2017年民法改正により錯誤の効果無効から取消し変更された(2020年4月施行)。

※この「錯誤」の解説は、「取消し」の解説の一部です。
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錯誤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 23:51 UTC 版)

慎機論」の記事における「錯誤」の解説

情報限られている中でやむを得ないながら、崋山モリソン号はまだ来航しておらず、来航するのはこれからである 評定所一座の「外国船は、事情かかわらず打ち払うべきである」との答申は、そのまま幕府方針を示すものである という2つ誤認のうえで、憤激のあまり『慎機論』を著した事実は、モリソン号はすでに前年来航し打ち払われており、幕府方針漂流民をオランダ船に託して帰国させるというものだった

※この「錯誤」の解説は、「慎機論」の解説の一部です。
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錯誤

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 02:35 UTC 版)

名詞

さくご

  1. 事実対す間違い
  2. 法律内心表示行為との間が一致しないことを表意者が認識ていないこと。

発音(?)

さ↘くご

翻訳

関連語


「錯誤」の例文・使い方・用例・文例

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