さいとは?

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さい

形動《「さよう」の音変化》「さよう」のいく分ぞんざいな言い方。「さいざんす」「さいです」


さい〔さひ〕【×鉏】

刀や小刀刃物

太刀ならば呉(くれ)のま—」〈推古紀・歌謡

鋤(すき)。

「—を作り此の岡を祭るに」〈播磨風土記


さい【催】

常用漢字] [音]サイ(漢) [訓]もよおす

うながすせきたてる。「催告催促

そのような気分に誘う。「催眠催涙

会を設ける。「開催共催主催

名のり]とき

難読雨催(あめもよ)い・催馬楽(さいばら)・催合(もや)い


さい【債】

常用漢字] [音]サイ(漢)

借りがあること。負い目借金。「債券債務負債

貸し取り立てること。「債鬼債権

債券」の略。「外債起債国債社債


さい【債】


さい【再】

[音]サイ(呉)(漢) (慣) [訓]ふたたび

学習漢字5年

[一]サイ〉ふたたび。「再会再刊再起再建再現再再再三再生再選再度再出発一再

[二]〈サ〉その次の。「再来月再来週再来年

難読再従兄弟(はとこ)・再従姉妹(はとこ)


さい【再】

[接頭]名詞に付いて、ふたたび、もう一度の意を表す。「再放送」「再スタート


さい【切】

⇒せつ


さい【×哉】

人名用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]かな か や

感動を表す助字。かな。「快哉善哉(ぜんざい)」

名のり]えい・き・すけ・ちか・とし・はじめ


さい【塞】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) ソク(呉)(漢) [訓]ふさぐ ふさがる とりで

[一]ソク〉すきまなくふさぐ。ふさがる。「塞源活塞梗塞(こうそく)・充塞栓塞逼塞(ひっそく)・閉塞

[二]サイ

通路をふさいで守り固めた所。とりで。「要塞

国境地帯。「塞翁塞外辺塞

名のり]せき


さい【妻】

[音]サイ(呉) [訓]つま

学習漢字5年

[一]サイ〉夫の配偶者。つま。「妻子愛妻恐妻愚妻後妻(ごさい)・正妻夫妻亡妻

[二]〈つま(づま)〉「新妻(にいづま)・人妻

難読後妻(うわなり)


さい【妻】

つま。他人に対して自分のつまをいう語。家内

「今—も憚(はばか)りへ行きたいと云うものだから」〈芥川将軍


さい【宰】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢)

切って料理する。料理人。「庖宰(ほうさい)」

つかさどる取り仕切る。「宰領主宰

つかさ。長。「宰相家宰太宰(たいさい・だざい)」

名のり]おさむ・かみ・すず・ただ・つかさ


さ‐い〔‐イ|‐ヰ〕【差異/差違】

他のものと異なる点。ものとものの違い。差。「両者能力になんら—はない」


さい【彩】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]いろどる

美しい色をつける。いろどり。「彩色光彩色彩水彩精彩多彩淡彩迷彩

姿や様子。「神彩

名のり]あや・たみ


さい【才】

[音]サイ(漢) ザイ(呉)

学習漢字2年

持ち前能力。「才覚才人才知才能異才英才鬼才秀才商才多才天才非才文才凡才

名のり]かた・たえ・とし・もち


さい【才】

【一】[名]

古くは「ざい」とも》

生まれつきもっている知能働き才能才知才気。「才におぼれる」「才に走る」

学問。学。才識。ざえ。

尺貫法容積単位。勺(しゃく)の10分の1。約1.8ミリリットル

木材体積の単位。1寸(約3.03センチ)角で、建具家具用材では長さ6尺(約1.8メートル)、建築用材では長さ12尺(約3.6メートル)の体積を1才とする。

石材や船の積み荷体積の単位。1才は1立方尺(約0.0278立方メートル)。

じゅうたんなど織物大きさを表す単位。1才は1平方フイート(約92平方センチ)。

【二】接尾助数詞。「歳」に当てて、年齢数えるのに用いる。「四、五才」


さい【採】

[音]サイ(呉)(漢) [訓]とる

学習漢字5年

とる。えらびとる。「採掘採血採光採集採択採点採用伐採

名のり]もち


さい【×摧】

[音]サイ(漢) [訓]くだく くだける

くだく。くだける。「破摧


さい【斎】

【一】[名]仏語

身心つつしみ清浄を保つこと。斎戒

僧が正午にとる食事。とき。斎食

仏事法要のときの食事。とき。

【二】接尾居室の名や文人などの雅号に付けて用いる。「自然斎(=宗祇(そうぎ))」「臨江斎(=里村紹巴(じょうは))


さい【斎〔齋〕】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]いみ いもい いつき いわい とき

神仏を祭るとき、心身清めるものいみ。「斎戒潔斎

祭事を行う。「斎主斎場

ものいみ読書などをする部屋。「山斎書斎

精進料理。僧の食事。とき。「斎食(さいじき)」

名のり]いつ・きよ・ただ・ひとし・よし

難読斎王(いつきのみこ)・斎宮(いつきのみや)


さい【最】

[音]サイ(呉)(漢) [訓]もっとも も

学習漢字4年

[一]サイ〉もっとも。いちばん。「最悪最近・最高・最終最初最大最適最良

[二]〈も〉「最中(もなか)・最早(もはや)・最寄(もより)」

名のり]いろ・かなめ・たかし・まさる・ゆたか・よし

難読最中(さなか)


さい【最】

【一】ト・タル[文]形動タリ程度がもっとはなはだしいさま。第一番であるさま。多く、「最たる」の形で用いる。「成り金趣味最たるものだ」

【二】形動[文]ナリ【一】に同じ。

「僕の一生に大感化を及ぼした者…駒井先生と兼頭君がその—なる者である」〈蘆花思出の記

【三】[接頭]名詞に付いて、もっとも、この上ない、の意を表す。「業界でも最大手会社」「最前線」「最先端」「最優秀選手


さい【材/財】

〈材〉⇒ざい

〈財〉⇒ざい


さい【×柴】

人名用漢字] [音]サイ(漢) [訓]しば

[一]サイ小さ雑木。しば。「柴門

[二]〈しば〉「柴山小柴

難読柴垣(ふしがき)


さい【栽】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢)

草木を植える。「栽培植栽

植え込み。「前栽(せんざい)・盆栽

名のり]たね


さい【歳】

常用漢字] [音]サイ(呉) セイ(漢) [訓]とし

[一]サイ

か年。とし。「歳費歳末終歳年年歳歳

年月。「歳月千歳(せんざい)」

木星のこと。「太歳(たいさい)」

作物実り。「凶歳

[二]セイ〉とし。「歳暮

難読千歳(ちとせ)


さい【歳】

接尾助数詞年齢年数数えるのに用いる。「三歳」「満五歳」


さい【殺】

⇒さつ


さい【×洒】

⇒しゃ


さい【済〔濟〕】

[音]サイ(呉) セイ(漢) [訓]すむ すます すくう なす

学習漢字6年

[一]サイ

助ける。すくう。「済世(さいせい)・済度済民救済共済経済(けいざい)」

しあげる。すます。「皆済既済決済返済弁済未済

[二]セイ多くそろってりっぱなさま。「多士済済

[補説] [二]の「済済」は「さいさい」とも読む。

名のり]お・かた・さだ・すみ・ただ・とおる・なり・なる・まさ・ます・やす・よし・わたる

難読]済(な)し崩し


さい【災】

[音]サイ(呉)(漢) [訓]わざわい

学習漢字5年

自然に起こる悪い出来事。生活を損なう出来事わざわい。「災害災難災厄火災震災人災戦災息災天災被災防災


さい【×犀】

人名用漢字] [音]サイ(呉) セイ(漢)

の名。さい。「犀角霊犀

するどい。「犀利

難読木犀(もくせい)


さい【×犀】

奇蹄(きてい)目サイ科哺乳類総称陸上では象に次ぐ巨獣で、皮膚厚く、毛はほとんどない鼻先にある1本または2本の角は皮膚角質化したもので、漢方では珍重される。南アジア東南アジア・アフリカに5種が分布いずれも国際保護動物

[補説] 作品別項。→犀


さい【犀】


さい【×猜】

[音]サイ(呉)(漢) [訓]そねむ

そねむ。ねたむ。うたがう。「猜忌猜疑


さい【砕〔碎〕】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]くだく くだける

くだく。くだける。「砕石砕氷船玉砕撃砕破砕・粉砕粉骨砕身

こまかい。「零砕


さい【×砦】

人名用漢字] [音]サイ(漢) [訓]とりで

とりで。「砦柵(さいさく)/山砦城砦鹿砦(ろくさい)」


さい【祭】

[音]サイ(呉) [訓]まつる まつり

学習漢字3年

まつる。まつり。「祭祀(さいし)・祭礼祝祭葬祭大祭例祭

記念催し。「学園祭前夜祭文化祭


さい【細】

[音]サイ(呉) [訓]ほそい ほそる こまか こまかい ささ さざれ ささら

学習漢字2年

[一]サイ

ほそい。「細腰(さいよう)・細流繊細

こまかい。こまごましている。「細菌細工細心細部細胞些細(ささい)・微細

くわしい。「細説委細詳細明細

取るに足りない。「細民零細

[二]〈ほそ(ぼそ)〉「細道極細(ごくぼそ)」

難読細螺(きさご)・細波(さざなみ)・細雪(ささめゆき)・細石(さざれいし)


さい【細】

こまかいこと。詳しいこと。「微にいり、細をうがった解説


さい【菜】

[音]サイ(呉)(漢) [訓]

学習漢字4年

[一]サイ

・根などを食用にする総称。「菜園菜食山菜蔬菜(そさい)・白菜野菜根菜類

おかず。副食。「前菜総菜(そうざい)」

料理。「菜館

[二]〈な〉「菜種青菜油菜水菜若菜

難読雪花菜(おから)・搾菜(ザーサイ)・鹿尾菜(ひじき)・羊栖菜(ひじき)


さい【菜】

酒や飯に添えて食べるもの。おかず。副食物。「一汁一菜


さい【蔡】

中国春秋時代列国の一。周の武王が弟の蔡叔度封じた国。現在の河南省上蔡県西南。前447年恵王に滅ぼされた。


さい【裁】

[音]サイ(漢) [訓]たつ さばく

学習漢字6年

布を断ち切る。「裁断裁縫

是非善悪判断して決める。処理する。「裁定裁判決裁親裁制裁総裁仲裁独裁

外見。「体裁

裁縫のこと。「洋裁和裁

裁判所」の略。「家裁高裁地裁


さい【西/斉】

〈西〉⇒せい

〈斉〉⇒せい


さい【×豺】

[音]サイ(漢) [訓]やまいぬ

の名。アカオオカミ。転じて、非道非情悪人のたとえ。「豺狼(さいろう)」


さい【×賽】

[音]サイ(呉)(漢)

神仏お礼参りをする。「賽銭賽物(さいもつ)/報賽

難読賽子(さいころ)


さい【載】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]のせる のる

車・船などに物をのせる。のせて運ぶ。「積載搭載舶載

書物などに記す。「載録記載掲載所載転載連載

年を数える語。「千載(せんざい)一遇

名のりこと・とし・のり


さい【采/×賽】

双六(すごろく)・ばくちなどで用い小さな立方体道具六つの面に一から六までの目が記してあり、投げ転がし上面に出た数により勝負決める。さいころ一天地六(いってんちろく)。

采配」の略。「—を振る」


さい【采】

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]とる

美しい色彩。「采衣」

姿や様子。「風采

えらびとる。「納采

領地。「采地

名のり]あや・うね・こと

難読采女(うねめ)


さい【際】

[音]サイ(漢) [訓]きわ

学習漢字5年

[一]サイ

二つの物が接する所。限りのところ。きわ。はて。「際涯際限分際(ぶんざい)・辺際

出会う。「際会

接してまじわる。「学際交際国際

時。場合。「実際

[二]〈きわ(ぎわ)〉「際物手際間際窓際水際

難読今際(いまわ)


さい【際】

とき。場合機会。「有事の際」「この際だから言っておこう」

物と物との接するところ。「天地の際」

→頃(ころ)[用法]


さい

〔名〕

「にごい(似鯉)」の異名

梁塵秘抄1179頃)二「海老舎人何処へぞ、さい漉舎人許行くぞかし」

「うぐい(鯎)」の異名。〔物類称呼(1775)〕


さい さゐ

〔名〕 植物やまゆり山百合)」の異名。〔古事記(712)〕


さい

〔名〕 敷居。特に、室内敷居をさしていう。

三議一統大双紙(15C前)法量門「座席出入の事。〈略〉又座に入時は、さいのきは一尺二寸のけて爪先をたつべし」


さい

〔名〕 拳(けん)をするときに用いる語で、七を意味する。

浄瑠璃冥途の飛脚(1711頃)中「けんの手じなの手もたゆく。ろませさい。とうらい。さんな」


さい

形動〕 (「さよう」の変化した語) ぞんざいな語形で、「さいざんす」「さいです」「さいでございます」などの連語作る


さい

助動詞「さる」の命令形四段ナ変以外の動詞連用形に付いて) 軽い尊敬または親愛の意を持った命令表わす。なさい。中世から近世にかけて用いられた。

歌謡閑吟集(1518)「あまり言葉のかけたさに、あれ見さひなう、空行く速さよ」

*虎寛本狂言素襖落室町末‐近世初)「あの山見さい、此の山見さい。いただきやつれた小原木

[語誌](1)ロドリゲス日本大文典」では、四段活用系の動詞に続く「い」と、一・二活用系の動詞に続く「さい」とを組み合わせた形でとらえ、ともに低い敬意を示す命令のことばとして挙げている。
(2)室町時代後期口語資料同程度敬意を示す命令表現として「い」とともに見られるが、中央語における衰退早く江戸時代初期には古い感じ伴い老人言葉などとして現われその後歌謡など、特殊な慣用的表現用いられるにとどまる。


さ‐い ‥ゐ 【━猪】

〔名〕 (「さ」は接頭語いのしし

書紀720雄略四年八月歌謡「しし待つと 我がいませば 佐謂(サヰ)待つと 我が立たせば」


さい【債】

〔名〕

他人から金品借り負い目借金負債

西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六「嘗て債(〈注〉カケ)を負ひ償ふこと能はずして、家中の物を搶奪せられしが」〔史記孟嘗君伝〕

② すべて、済まし果たすべき義務あるもの。かり。〔白居易晩春欲攜酒尋沈四著作先以六韻寄之詩〕


さい【再】

語素〕 (名詞の上付き接頭語的に用いて) ふたたび、もう一度の意を明示する語。「再縁組」「再調整」「再開発」など。

世界人権宣言(1948)前文基本的人権人間の尊厳及び価値並びに男女同権についての信念再確認し」


さい【塞・砦】

〔名〕

外敵侵入を防ぐ国境小城。とりで。出城(でじろ)。

続日本紀神護景雲三年769正月己亥「伏乞暫留鎮所、以守諸塞

② 「さいおう塞翁)」の略。

雑俳柳多留一一五(1831)「集まれば散ると悟った塞の馬」


さい【妻】

〔名〕 つま。女房。特に、他人に向かって自分の妻をさしていう語。家内

宇津保(970‐999頃)春日詣「さいなども、いづれをか率てものすらん」

浮世草子好色盛衰記(1688)四「惣じて女良をひきぬき。妻(サイ)のごとく宿に置て」〔詩経‐豳風〕


さい【宰】

〔名〕

天子諸侯たすけて政を執る官。大臣宰相また、家臣の長。〔儀礼‐特牲饋食礼

采邑(さいゆう)の長。地方長官

中右記寛治八年(1094)七月一三日「家通朝臣賀州」〔礼記礼器

膳部つかさどる人。料理人。〔儀礼‐公食大夫礼〕

江戸時代奥女中雑用に使われた下男御宰(ごさい)。

雑俳柳多留‐一〇二(1828)「椎茸切盛りをするさいがつき」


さ‐い【差異・差違

〔名〕 他のものと異なる点。他のものとのちがい。

足利本人天眼目抄(1471‐73)「真と空との差異も見えたぞ」

*こゝろ(1914)〈夏目漱石〉上「何処か価格差違(サヰ)が出るのか見当付かないのもあった」〔魏志斉王紀〕


さい【才】

1 〔名〕

[一] (古くは「ざい」とも)

生まれつきもっているすぐれた能力資質。頭のはたらき才能才知知能また、そうした能力資質のそなわった人。

菅家文草900頃)三・行春詞「才愚只合嫌傷錦、慮短何為乱縄

海道記(1223頃)池田より菊川「才、身に足り、栄、分に余りて時の花匂ひしかば」〔論語泰伯

学問才識。学。また、それにすぐれている人。とくに、中古ごろは、漢詩漢文知識学力などを意味した。ざえ。

青表紙一本源氏100114頃)乙女「事はてて、まかづる博士・さいの人どもを召して、又々文作せ給ふ

[二] ものを数え単位

容積単位尺貫法で、「勺」の十分の一。約一・八ミリリットルにあたる。抄(しょう)。〔書言字考節用集(1717)〕

和船積石数をいう。𦨞(かわら)の長さ肩幅深さ三寸法を掛け合わせて一〇で割ったもの。この計算肩廻し、または肩廻し算法といい、江戸中期以後弁才船普及とともに広く使われ、なかば公式化していた。大工才。

木材体積の単位一寸(約三・〇三センチメートル)角で、長さ一間(約一・八メートル)、すなわち、六〇立方寸のものを「一才」とする。〔地方凡例録(1794)〕

織物単位一平フィート(約九二平方センチメートル)のものを「一才」とする。

2接尾俗に年齢をあらわす「歳」の代わりに使用される。→歳


さい【斎】

1 仏語

身心を慎むこと。信者場合六斎日などの斎戒八斎戒)をいう。僧の場合は、布薩(ふさつ)、すなわち説戒をいい、毎月五日、三〇日の二度その間行為反省懺悔する僧たちの集まりもいう。

正法眼蔵123153安居四月十四日斎後に念誦牌を僧堂前にかく」

仏家で、正午過ぎては食事をしないこと。正午を過ぎた食事非時食としてこれを禁ずる。〔釈氏要覧‐上〕

仏事のとき、僧に供養する食事また、寺で信者にふるまう食事斎食。とき。

2接尾

居室の名にそえて用いる。〔書言字考節用集(1717)〕 〔晉書劉毅伝〕

文人などの雅号添え用いる。

実隆公記永正八年1511九月一二日「陶三郎所望斎名〈黙斎〉、表徳号〈真逸〉、等書之」


さい【最】

〔名〕

① (形動ナリ・タリ程度がもっとはなはだしいこと。また、そのさま。第一番第一等。主要。現在では、多く最たる」の形で用いる。

兵範記保元元年1156)閏九月一八日「仰、部内寺社皆是国司之最也」

思出の記190001)〈徳富蘆花〉八「僕の一生に大感化を及ぼした者、母を除いては、駒井先生と兼頭君とが其最なる者である」〔漢書周勃伝〕

② (接頭語的に名詞の上について) 「この上ない」の意を示す語。

欧米印象記(1910)〈中村春雨伯林雑記「其年中の最(サイ)傑作戯曲に対し」


さい【歳】

1 太陽暦で、地球太陽一周する時間太陰暦で、月が地球一二周する間。年。

*妙一本仮名書き法華経鎌倉中)六「次第法のことくとかんこと、月四月より歳(サイ)(〈注〉トシ)にいたらん」〔爾雅‐釈天〕

2接尾年齢年数数えるのに用いる。

霊異記810‐824)上「年八歳以前法花経を誦持するに」


さい【災】

〔名〕 わざわい災難災害。〔続日本紀慶雲三年706)〕

方丈記1212)「若(もし)、せばき地に居れば、近く炎上ある時、その災を逃る事なし」〔春秋左伝荘公二九年〕


さい【犀】

1 サイ科属す哺乳類総称。体は巨大で、体高一・二〜二メートル。頭が大きく四肢は太いが比較的短い。鼻の上に一ないし二本角質でできた角(つの)があり、足に三個のひづめがある体色はふつう灰褐色で、皮膚厚くはないか、あるいはほとんどない熱帯湿地草原にすみ草食性アフリカに角が二本クロサイシロサイインドに角が一本インドサイなどが分布インドサイの角は犀角(さいかく)と呼ばれ解熱などに用いられる。〔十巻本和名抄(934頃)〕

2 謡曲四番目物廃曲作者不詳。別名「犀川」「和泉小次郎」。和泉小次郎頼朝の命を受けて信濃国犀川(さいがわ)に行き、犀を格闘の末に殺してその角を得る。


さい【細】

〔名〕 (形動) くわしいこと。こまかいことこまごまとしてわずらわしいこと。また、そのさま。〔文明本節用集室町中)〕

足利本論語抄(16C)雍也第六「人に上中下の性アルぞ。上中下を細に分に分くれば九品ぞ」


さい【菜】

〔名〕

食用とする野菜青物

正法眼蔵123153)示庫院文「米菜塩醤等の、いろいろのものましますとまをすべし」〔礼記‐学記〕

② 酒や飯に添えて食うものの総称副食物。おかず。そえもの

今昔1120頃か)三一魚売る女有けり。〈略〉味ひの美かりければ、此を(やく)と持成して菜(さいのれう)に好みけり」

俳諧筑波(1638)四「はたらき三人まへのがうのもの べんたういそげさいはなくとも〈増重〉」

[語誌]上代副食物広く指す語として使われた、和語の「な」に当たるものとして「菜」の字が使われてきたが、後に音読したサイの形が一般語となった。食用とする野菜の意で「菜」が使われることもあったが、中世には、「一汁二菜」のように副食物を指すようになる。近世には、サイ一般語として使われるが、上方では「番菜」、江戸では「惣菜」という語が一般化する。


さ‐い【蓑衣】

〔名〕 カヤスゲなどの、または(わら)などを編んで作った雨具。みの。

空華集(1359‐68頃)五・小景「誰家釣艇来投宿、典却簑衣一篷

中華若木詩抄(1520頃)中「世をわたるに、蓑衣はなくして、がふりては、忽飢に及ぶべきと云ぞ」〔抱朴子‐鈞世〕


さい【蔡】

中国周代の国の名。周の武王が弟の蔡叔度封じた国で、現在の河南省上蔡県にあたる。一時霊王によって滅ぼされ、後に復国したが、前四九三年に州来(安徽省寿県)に移され、前四四七年恵王に滅ぼされた。


さい【裁】

〔名〕 物事理非判断すること。どう処理したらよいかを決めること。〔文明本節用集室町中)〕

近世紀聞187581)〈染崎延房〉八「常に裁(サイ)を朝廷に仰げば」


さい【豺】

〔名〕

(おおかみ)、山犬など残忍性格野獣をいう。〔十巻本和名抄(934頃)〕

曾我物語南北朝頃)一「雉、山鳥、〈略〉さい、大かめの類にいたるまで」〔爾雅‐釈

猛悪貪欲な人をさしていう。


さい【采・賽・骰子】

〔名〕

すごろく、ばくちなどに用い道具。角(つの)、象牙(ぞうげ)、木材などでつくられた小形立方体で、その六面に、一から六までの目をきざんだもの。さいつ。さいころ。さえ。さいつぶ。

播磨風土記715頃)揖保此処(ここ)に牙石あり。形は双六(すぐろく)の綵(さい)に似たり

源氏100114頃)若菜下双六うつ時のことばにも、明石の尼君明石の尼君とぞ、さいは乞ひける」

② 「さいはらい采払)」の略。

雑俳天狗七部集(1847)「飼て有る鬼見せる霊芝に麾かける」

船具一つ。棒の先によもぎをたばねて、采配(さいはい)の形をしたもの。艪(ろ)をこぐ時、艪ぐいが熱せられてはずれるのを防ぐため水を注ぐのに用いる。

④ =さいはい采配)→采を振る

(5) 賽日社寺縁日

江戸繁昌記(1832‐36)初「賽、最も夏晩に盛也」


さい さひ 【鉏】

〔名〕

① 刀や小刀の類。けずったりそいだりするために用い小刀。剣。→鋤持神(さいもちのかみ)。

書紀720推古二〇年正月・歌謡「馬ならば 日向の駒 太刀ならば 呉の真差比(サヒ)」

② 鋤(すき)の類。

播磨風土記715頃)揖保「佐比(サヒ)を作り祭りし処を、即ち佐比岡と号(なづ)く」


さい【際】

〔名〕

① 物と物とが接するところ。また、あるものと他との境目

宗五大草紙(1528)公私御かよひの事御酌の人さいのそとへ銚子を出て、是もさいの外に手を付てくはふべし」〔易経‐泰卦〕

② ある場所の付近。ほとり。あたり。

③ ある地点地点との間。

俳諧奥の細道(1693‐94頃)象潟「山を越、礒(いそ)を伝ひ、いさごをふみて、其際十里日影ややかたぶく比」〔曹植‐七啓〕

④ ある事柄が行なわれる、そのとき時機時節。おり。とき。場合

古事談121215頃)一「此之際有蹴鞠」〔魏文帝典論

(5) =ざい(際)

歌舞伎伊勢平氏栄花暦(1782)三立(暫)「女のさいに烏帽子提燈太刀帯し


さい さゐ 【騒】

〔名〕 さわぐこと。ざわざわすること。

散木奇歌集(1128頃)釈教「そそぎする嵐がさゐにゆらされぬ迎へにきませみつのあま人」


さい

石の大きさ表わす単位


さい 【賽】

賽銭

~さい

単語 発音 意味、用例 関連語
~さ さい 【助動】 ~なさい。命令形
用例:だまってさい!
意味:おだまりなさい!
~すさい
ちがい

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さい

品詞》「さいーっと(する・した)」の形で、副詞として用いられる。
標準語スーっと(する・した)
用例》「なんぞ、さいーっとするもんでもごしないな」(なにか、すーっとする飲み物でもくださいな)。

読み方:さい

  1. 〓。赤子陰部。「しじ」に同じ。
  2. 赤子の陰。「しじ」に同じ。

読み方:さい

  1. 呉服屋通り符牒にして六といふ数量を表す。通り符牒参照せよ。(※巻末通り符牒参照)〔符牒

分類 符牒


読み方:さい

  1. 呉服店太物店及び足袋屋通り符牒にして七といふ数量を表す。通り符牒参照せよ。(※巻末通り符牒参照)〔符牒
  2. 七。〔足袋商〕

分類 符牒足袋


読み方:さい

  1. 財布紙入類。〔第七類 雑纂
  2. 財布紙入類のことをいふ。「さいふ」の略語である。〔犯罪語〕
  3. 財布紙入のことをいふ。
  4. 財布蟇口を云ふ。「どーらん」とも云ふ。又掏摸犯人間にては「いわ」とも云ふ。
  5. 財布紙入れのこと。〔一般犯罪
  6. 財布紙入類。〔掏摸
  7. 財布紙入れのこと。

分類 掏摸犯罪犯罪


読み方:さい

  1. 采賭博使用するもので俗にさいころ」と云ひ賽、骰、骨子、骸子、投子、角子、采等と書き何れも「さい」と訓ずる博徒間には采の目について確乎たる掟がある。一の目の裏は六、二の裏は五、三の裏は四、でなければならぬ又目盛りは〓でなく〓。〓でなく〓。〓でなく〓でなくてはならぬ又采の目六合当て一天地六南三北四東五西二と称してゐる。又賭博の事を「お大師」又は「四十二物争ひ」と云ふのは采の目全部加へれば二十一となつて弘法大師命日当る故、又丁半賭博にて采を二個使用する故二個の目を加ふれば四十二となる。
  2. サイコロのこと。釆、角子骰子、投子とも書く六面の賭博用具象牙又は鹿角で作られてゐるのが普通。各面の目の順序一の裏は六二の裏は五、三の裏は四で一天地六南三北四東五西二と称す。上を一とし右を二とすれば正面に四が出て来る、又三の目盛りは〓でなく〓、二は〓でなく〓、六も〓でなく〓である。賽はよく厄除けマジナイとして用ひられてゐるが、これに関する俗説紹介しよう。賽を箪笥に入れておけば着物増えるとか、財布に入れておけば魔除けになるとか、寺社縁日などでは張子の賽を厄除け飾り物として売つてゐる。そのいわれは禅家の「立春大吉」と同じであるという。禅家で「立春大吉」のを門に貼つておくのは、この四字が裏から見ても表から見ても同じであるから悪魔が表から入つても裏へ抜け出てしまうという縁起基くのであるが、賽が除、魔除けになるというのも賽の目裏表合計いづれも七になるので裏表がなく「立春大吉」と同じ理窟になるという説から出たものであろう

分類 賭博

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読み方
さい

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さい

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さい

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さい

サイ (曖昧さ回避)

(さい から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 10:21 UTC 版)

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人名

実在の人物

架空の人物

動物名

作品名

商品名




「サイ (曖昧さ回避)」の続きの解説一覧

さい

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 16:15 UTC 版)

名詞

さい:当て字であろう後述

  1. さいころ

語誌

成句



  • 画数:17
  • 音読み:サイ
  • 訓読み:さい

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