社債とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ビジネス > 金融 > 社債 > 社債の意味・解説 

しゃ‐さい【社債】


社債(しゃさい)(corporate bond)

企業資金調達のために発行する債券有価証券

特に、長期的な資金の調達目的として、利回り約束して発行する直接金融という点では株式同じだが、株主となるわけではないので、株式総会における議決権などはもらえない。

事業拡大伴って長期的な資金調達したいと考え企業は、投資家向けに社債を発行し投資家資金呼び込むことができる。もちろん、インベスター・リレーションズ (IR) などの広報活動によって事業内容アピールし投資家関心集めなければ資金調達ままならない

社債の種類には、普通社債(SB)をはじめ、一定の条件で社債発行会社株式転換できる転換社債(CB)」、社債の発行時に決められ値段株式引き受けることのできる「ワラント債(WB)」などがある。

1997年頃から、銀行などの金融機関による「貸し渋り」が企業資金調達難しくしたため、社債の発行という直接金融資金調達するところが増えてきた。この頃発行され大量普通社債がちょう2002年度に相次ぎ満期償還時期)を迎えるため、全体での償還額は過去最高の6兆3500億円に上る見通しだという。

(2002.06.12更新


社債

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 04:37 UTC 版)

社債(しゃさい、: corporate bond)は、会社が資金調達を目的として、投資家からの金銭の払込みと引き替えに発行(起債)する債券である。狭義には、会社法の規定するものをいう。


注釈

  1. ^ ムーディーズではBaa3以上、スタンダード&プアーズなどその他格付機関ではBBB-以上。
  2. ^ ここまで社債に占める外債の割合を除き、特に言及がない数値は横ばいである。

出典

  1. ^ 橘高研二、個人投資家向け社債について――個人金融資産の動向と投資家保護――、農林金融2005年9月号、502頁、2008年6月7日閲覧。
  2. ^ 日本政策投資銀行 金融自由化とコーポレート・ガバナンス 社債発行によって銀行の機能は低下したか 2008年9月 p.5. p.30.
  3. ^ 担保付社債、転換社債、外国において募集する社債(同法旧1条)
  4. ^ 日銀 『調査月報』 1985年5月号 p.29.
  5. ^ 大蔵省 『国際金融局年報』; 公社債引受協会 『公社債情報』; 東洋経済新報社 『企業系列総覧』
  6. ^ 適債基準の撤廃と「金融1940年体制」の終焉日本総研、Japan Research Review 1996年01月号 OPINION、2008年6月7日閲覧。金融ビッグバンについてのみ。
  7. ^ 総務省郵政研究所、社債市場の動向と社債投資に関する調査研究報告書 1頁、2003年3月付、2008年6月25日閲覧。


「社債」の続きの解説一覧

社債

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 23:53 UTC 版)

会社法」の記事における「社債」の解説

株式会社持分会社いずれの会社も社債の発行が可能である。社債を規律する他の特別法としては、担保付社債信託法、社債等登録法、社債、株式等の振替に関する法律挙げられる。 社債は、株式同様、原則として証券社債券)を発行しない。社債券は、社債券発行することを発行決議により定めた場合にのみ発行することができる。また、株式異なり社債の種類ごとに券面発行不発行を選択することができる。 社債は、銘柄統合をできるようになった

※この「社債」の解説は、「会社法」の解説の一部です。
「社債」を含む「会社法」の記事については、「会社法」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「社債」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

社債

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 01:04 UTC 版)

名詞

(しゃさい)

  1. 会社資金調達するために、金銭引き換え発行する債券また、その債務

関連語

翻訳


「社債」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



社債と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「社債」に関係したコラム

  • 株式の投資判断とされる有利子負債自己資本比率とは

    株式の投資判断とされる有利子負債自己資本比率とは、自己資本と有利子負債との比率を表したものです。D/Eレシオともいいます。有利子負債自己資本比率の有利子負債には、長期借入金、短期借入金、普通社債、転換...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「社債」の関連用語

社債のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



社債のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
時事用語のABC時事用語のABC
Copyright©2024 時事用語のABC All Rights Reserved.
株式会社シクミカ株式会社シクミカ
Copyright (C) 2024 株式会社シクミカ. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの社債 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの会社法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの社債 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS