すずとは?

すず【珠洲】


すず【×篠/×篶】

スズタケの別名。

「こよひ誰—吹く風を身にしめて吉野の岳(たけ)に月をみるらむ」〈新古今秋上

細い竹の子すずのこ

「彼より—を多くまうけたるを」〈著聞集一八


すず【鈴】

金属陶器などの、下部裂け目のある空洞の球の中に小さい玉が入っていて、振り動かして音を立てるもの。神社にある大きなものや、合図用・装飾用・玩具用のほか、神楽能楽歌舞伎などの楽器としても用いられる。「拝殿で鈴を鳴らす」「猫の首に鈴をつける

(「鐸」とも書く)釣鐘型で、舌(ぜつ)をつるし、振り動かして音をたてるもの。風鈴の類。鐸(たく)。れい。

西洋音楽打楽器の一。1および2形状のもの2種がある。ベル

駅鈴(えきれい)。

「—ばかり給はって」〈平家・五〉

鈴の画像
鈴をした紋所

すず【×錫】

炭素族元素の一。単体銀白色金属光沢を有し、延性展性に富む。天然錫石などとして産する鉄板にめっきをしてブリキに、また錫箔(はく)・合金材料・はんだなどに利用元素記号Sn 原子番号50原子量118.7。


すず

〔名〕 「さより(細魚)」の異名。〔日葡辞書(1603‐04)〕


すず【珠洲】

[一] 石川県北部地名能登半島先端にあり、日本海面するかつては製塩業で栄えたが、現在は瓦・珪藻土(けいそうど)を産出農林・漁業がさかん。昭和二九年(一九五四市制

[二] 石川県北部能登半島北東端にあった郡。平成七年(二〇〇五)至(ふげし)郡と合併して珠(ほうす)郡となった。


すず【篠・篶】

〔名〕

植物すずたけ篠竹)」の異名

梁塵秘抄1179頃)拾遺甲斐にをかしき山の名は、白根波埼塩の山室伏柏尾山、すずの茂れるねはま山」

② =すず(篠)の子

古今著聞集(1254)一八鞍馬寺別当にて、かれよりすずをおほくもうけたるを、或人のもとへつかはすとて」〔俳諧俳諧歳時記(1803)〕


すず【鈴・鐸】

〔名〕

世界的見られる体鳴楽器一つ。主に金属製の、裂目のある球形空洞のなかに、の球などを入れたもの。振って鳴らす。日本では、神楽(かぐら)・能楽などに楽器として用いるほか、神社社頭につるすもの、参詣人巡礼のもつもの、装身用のものなど種々ある。

古事記(712)下「布を白きけ、鈴(すず)を著けて」

梁塵秘抄1179頃)二「すずは亮振(さやふ)る藤太巫女、目より上にぞすずは振る」

② ①のうち、特に駅使(えきし)のしるしとして賜った鈴。駅鈴(えきれい)。

万葉(8C後)一八・四一一〇「左夫流児(さぶるこ)が斎きし殿に須受(スズ)掛け駅馬(はゆま)下れり里もとどろに」

大観謡曲須磨源氏(1430頃)「颯々の鈴も駅路の夜は山よりや明けぬらん」

③ (ふつう「鐸」と書く) つりがね形で、中に舌(ぜつ)をつるした鳴り物風鈴などの類。鐸(たく)。れい。

書紀720顕宗元年二月寛文版訓)「是に老嫗詔を奉りて鐸(スス)を鳴して進む」

西洋音楽打楽器一つ。穴のある中空金属球に小さな金属片がはいっているものと、風鈴状の小さな鐘形のものの二種あり、タンバリンシズル‐シンバルのように数個の鈴を連ね楽器もある。ベル

(5) 男根異称

浄瑠璃菖蒲前操弦(1754)三「アノ鈴は前立じゃ、ほんぼんの鈴戴してやらう程に仰って

(6) 紋所の名。①を図案化したもの神楽鈴、丸に三つ鈴などがある。

丸に三つ鈴@神楽鈴の画像

[語誌](1)日本では縄文時代土製のものがみられるが、青銅の鈴がつくられたのは古墳時代以降である。
(2)令制下の駅制においては馬に乗る身分証として「駅鈴」が用いられた。寺院の幡(ばん)や社寺華鬘(けまん)にもつけられる神社拝殿の鈴などは、鈴の音邪気払い神を招く役割をになわせたものである


すず【錫】

〔名〕

金属元素一つ元素記号 Sn 原子番号五〇。原子量一一八・七一。α・βの二つ変態があるが、普通は白色正方晶系のβ型をいう。天然には錫石として存在工業的には錫石製錬してつくる。大気中での耐食性と、展延性にすぐれ、箔にすることができる。また、融点が低く、合金をつくりやすい。両性元素で、強酸強アルカリ作用する。錫鍍金青銅半田軸受可融合金などに用いられる。

続日本紀文武四年(700二月戊子「令丹波国一レ錫」

史記抄(1477)一五「錫をばなんとした事やらう青金にしたぞ。錫はすずと云ものぞ」

② ①で作った、酒を入れるうつわ。錫の徳利。錫の物。

錫&wc2;〈女用訓蒙図彙〉の画像

御湯殿上日記文明一六年(1484)七月七日そのほかは御てうしともにて、御つほねつほねゑすすつかはさるる」

歌舞伎傾城仏の原(1699)一「文蔵幸ひ三方被りながら、錫(スズ)を口へよせづつと飲み


すず

分子式Sn
その他の名称:C.I.ピグメントメタル5、C.I.77860、C.I.Pigment Metal 5、SnTin
体系名:すず


すず 【鈴】

鈴には種々の型があるが、大別すると球か扁球中に小玉を入れたいわゆる鈴系のものと、鐘形で中に舌をつるした鐸系のものとがある。日本繩文時代には土鈴があったが、中国文化移入後、銅鐸などの金属製のものが出現する。もともとは宝器または祭器として作られたもので、古墳時代には帽子帯金具などに付着する装飾品でもあった。馬具にもつけた。シベリアシャーマン衣服に鈴をつけている。邦語スズは音涼しいからだろうと『倭訓栞』にある。また鐸はサナキ佐奈伎)ともいうが、『延喜式』の鎮魂祭の項目では鈴と佐奈伎とを区別している。だが仏教では鐸(鐘)型のを鈴と呼び形で棒で打ち鳴らすのを鈴といっている。いわゆる鈴型のものは仏具としても使用する(伊勢皇大神宮御手洗となっている五十鈴川の名は多くの鈴の意)。

すず

読み方:ずす

  1. 醜婦名古屋

読み方:すず

  1. 金鎖。〔第七類 雑纂
  2. 金鎖を云ふ。
  3. 金鎖のことをいう。

読み方:すず

  1. 鈴。亀頭の称。転じて陰茎をいふ。「あらばと鈴を鰐口へ参らせう」「鰐口に舞はせて鈴は太鼓打ち」「鈴の緒をはづして御戸帳ひんまくり」「鰐口と鈴で陰陽和合なり」「奥の院鈴ふり立てて拝むなり」「ふんどしのはづれたやうな宮の鈴」。
  2. 男陰の異名鈴口ともいう。大形の鈴を鰐口と称し、これは女陰名にいわれる。〔風流
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読み方
すず

すず

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/13 01:23 UTC 版)

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すずスズ



すず

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:58 UTC 版)

名詞:鈴

すず ()

  1. 中空中に玉等が入っていて、振ると音が出る鳴物なりもの楽器として用いられるものもある。

発音(?)

す↗ず

派生語

翻訳

名詞:錫

すず ()

  1. 原子番号 50元素記号 Sn金属元素単体常温常圧では銀白色固体

異表記・別形

発音(?)

す↘ず

翻訳

名詞:篠・篶

すず (, )

  1. すずたけの略称。








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