富山湾とは? わかりやすく解説

とやま‐わん【富山湾】

読み方:とやまわん

富山県北部能登半島囲まれる日本海の湾。水深1000メートル超え西域大陸棚広がる。ブリ・ホタルイカなどの漁業が盛ん。魚津(うおづ)では蜃気楼(しんきろう)が見られる


富山湾

分野
地方気象情報などに用い地名全般用との共用部分は除く)に関する用語
意味:
トヤマワン

富山湾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 14:47 UTC 版)

富山湾(とやまわん)は、本州日本海側のほぼ中央部、富山県の北に位置するであり、日本海側の日本列島では最大の外洋性内湾である。旧名は「有磯海(ありそうみ)」である。


注釈

  1. ^ 「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる。
  2. ^ 珍しい事例として、ツノシマクジラマッコウクジラも近年に確認されている。また、古代にはマイルカカマイルカも多数が一帯におけるイルカ猟の対象になっていたとされている[25][29]
  3. ^ ナガスクジラザトウクジラコククジラ[30]などが確認されている他にも、古式捕鯨の主対象であり、若狭湾もふくめ日本海の沿岸で多数が捕獲されていたセミクジラも富山湾に現れていた可能性がある。また、後述の通りツノシマクジラも確認されている他、現在のゴジラ岩の付近にシロナガスクジラの可能性がある座礁記録も存在する[31][32]
  4. ^ ツチクジラミンククジラハナゴンドウカマイルカハンドウイルカなど。

出典

  1. ^ 「富山湾」『日本歴史地名大系』(平凡社
  2. ^ 「富山湾」『世界大百科事典』(平凡社)
  3. ^ 船員法第一条第二項第三号の漁船の範囲を定める政令第二号の漁船の範囲を定める省令
  4. ^ 富山湾の定義富山高等専門学校
  5. ^ 地震情報で用いる震央地名(気象庁)
  6. ^ a b c d e f g 美しい富山湾クラブ
  7. ^ 富山湾の地形と地質
  8. ^ あいがめ(2010年5月5日時点のアーカイブ
  9. ^ 富山深海海底谷最下流部の海底地形 (PDF) 歴史地震研究会 歴史地震・第18号(2002)
  10. ^ NHKスペシャル 神秘の海 富山湾 海の中までアルプスがつづく - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  11. ^ 海底林(2010年1月4日時点のアーカイブ
  12. ^ 天然のいけす 富山湾時事通信(2018年8月23日閲覧)。
  13. ^ 木村知晴, 草間啓, 不破光大, 稲村修, 2020年08月,『富山湾におけるリュウグウノツカイの記録(~2019年3月)』, 魚津水族博物館年報, 第29号, 魚津水族博物館
  14. ^ 高津守, 江戸川夏樹, 2020年5月31日, 謎の珍魚アカナマダ、富山湾で次々 胃から判明した特徴, 朝日新聞
  15. ^ 毎日新聞, 2020年12月23日, 珍しい深海魚テングノタチ、富山湾で捕獲 6年ぶり3例目 日本海側で相次ぐ
  16. ^ AERA dot., 2016年01月18日, 目撃多数! なぜ、ダイオウイカは“続出”しているのか?
  17. ^ FNNプライムオンライン, 2023年01月18日, またダイオウイカを撮影 富山湾はなぜ特別なのか, Youtube
  18. ^ 魚津水族博物館, 1997年2月, 富山湾産希少魚類の採集記録
  19. ^ スケトウダラ取れずシイラやサワラ増加、富山湾海水温上昇で…「なじみが薄く売れない」”. 読売新聞 (2022年9月12日). 2022年10月7日閲覧。
  20. ^ 宮嶋俊明 (200701-23). “丹後の海の生き物(トヤマエビ)”. 京都府農林水産技術センター 海洋センター, 京都府. 京都新聞. 2024年1月16日閲覧。
  21. ^ 善光寺慎悟, 松浦拓哉, 手計太一, 千葉元, 福留研一, 畠俊郎, 新井章珣, 2020年, 『黒部川が沿岸表層水に与える影響に関する基礎的検討』, 土木学会論文集B1(水工学), 76巻, 2号, 1423-1428頁
  22. ^ ホタルイカ群遊海面-社団法人農林水産技術情報協会 2012年5月13日閲覧
  23. ^ ほたるいかミュージアム
  24. ^ イルカの棲む島
  25. ^ a b c d 平日哲夫, 1992年,『北陸における海獣類出土遺跡の環境と動物遺体組成』, 日本海の鯨たち:日本海セトロジー研究, 1-8頁
  26. ^ a b 北縄文広場, クジラと北代縄文人, シリーズ縄文講座, 15, 富山市
  27. ^ 能登・富山湾 捕鯨の起源か 古代遺跡の4割から骨 全国屈指の出土率 網漁の可能性も
  28. ^ 中日新聞, 2021年5月9日, クジラ伝説の里に新拠点 能登町・三波公民館が完成
  29. ^ 南部久男, 田島木綿子, 山田格, 2019年, 『富山湾における鯨類の記録(2018年)』, 富山市科学博物館研究報告, 43, 第71-76頁, 富山市科学博物館
  30. ^ 南部久男, 大原淳一, 奥村康, 山田格, 石川創, 赤松知音, 石井雅之, 田島木綿子, 2022年, 『2019年春に日本海の福井県及び石川県沿岸に出現したコククジラ』, 日本セトロジー研究, 32号, 1-15頁
  31. ^ 科博登録ID:22”. 国立科学博物館. 2024年1月22日閲覧。
  32. ^ 東幸代, 2017年, 『近世の鯨と幕藩領主 : 丹後伊根浦の捕鯨を手がかりとして』, 史林, 100 (1), 74-105頁, 京都大学大学院
  33. ^ 南部久男 , 2012年, 『富山湾の鯨類-調査で分かってきたこと-』, セトケンニューズレター, 31号
  34. ^ a b 関東雄, 南部久男, 山田格, 石川創, 2005年, 『富山湾の海上における鯨類の目撃記録』, 富山市科学文化センター研究報告第28号,17-24頁
  35. ^ 石川創, 渡邉俊輝 (2014年). “山口県鯨類目録”. 下関鯨類研究室報告 No.2. pp. 1-14. 2023年12月8日閲覧。
  36. ^ 麻柄一志, 2021年, 第6回 先史時代のヒトと自然, 富山市民大学 立山黒部ジオパークを知る
  37. ^ 松本恭平, 張勁, 川本詩織, 佐竹洋, 稲村修, 竹内章, 2009年, 『炭素・窒素安定同位体比による富山湾オオグチボヤの栄養源に関する研究』, 日本地球科学学会第56回講演要旨
  38. ^ 世界農業遺産「能登の里山里海」ライブラリー, 内浦の景観
  39. ^ 富山県の海岸線の現況(2005年2月26日時点のアーカイブ
  40. ^ とやま観光ナビ/蜃気楼富山県(2018年8月23日閲覧)。
  41. ^ 魚津埋没林博物館
  42. ^ 「上市町史」p1117その他地震(上市町史編纂委員会編 昭和45年2月刊)
  43. ^ 「黒部川のあゆみ・資料編」年表p288、p296(建設省北陸地方建設局黒部工事事務所編 昭和53年刊)
  44. ^ 富山県東部海岸 における2008年2月高波による被害調査” (PDF). 海岸工学論文集,第55巻(20) (2008年). 2018年10月29日閲覧。
  45. ^ 富山市役所編 『富山市史』第2巻p300 1980年 富山市役所


「富山湾」の続きの解説一覧

富山湾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 09:44 UTC 版)

天正地震」の記事における「富山湾」の解説

富山湾で津波発生し溺死多数庄川流域での被害多数

※この「富山湾」の解説は、「天正地震」の解説の一部です。
「富山湾」を含む「天正地震」の記事については、「天正地震」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「富山湾」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「富山湾」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



富山湾と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「富山湾」の関連用語



3
伏木 デジタル大辞泉
70% |||||

4
富山海老 デジタル大辞泉
70% |||||

5
有磯海 デジタル大辞泉
70% |||||


7
富山平野 デジタル大辞泉
54% |||||

8
尻焼烏賊 デジタル大辞泉
54% |||||

9
庄川 デジタル大辞泉
54% |||||

10
深海長谷 デジタル大辞泉
54% |||||

富山湾のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



富山湾のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
気象庁気象庁
©2024 Japan Meteorological Agency. All rights reserved.
なお、「気象庁 予報用語」には、気象庁の「気象庁が天気予報等で用いる予報用語」に掲載されている2009年11月現在の情報から引用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの富山湾 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの天正地震 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS