のとはんとう‐こくていこうえん〔のとハンタウコクテイコウヱン〕【能登半島国定公園】
能登半島国定公園
[曽々木海岸]
公園最南部の白砂青松の千里浜(ちりはま)などを除き、多くが日本海に面する外浦は、荒波を受けて浸食が進み、能登金剛、曽々木海岸などに100mを超える断崖が見られる。
一方、富山湾に面する内浦はリアス式海岸が発達し、風が陸地でさえぎられるため波も穏やかで、特に七尾湾は静かである。一般的には春から秋までがシーズンだが、冬の荒れた日、重く垂れ込める雲の下に怒濤が逆巻く日本海は、夏とは異なる激しさをもって人の心に強く迫る。岩に砕けて泡立った海水が飛び散る「波の華」や、滝の水が強風で上に吹き上げられるのが見られるのは、こんな日である。また、輪島市北方の舳倉(へぐら)島は、日本海を渡る鳥たちの中継地である。
能登半島国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/06 03:33 UTC 版)
能登半島国定公園 Noto Peninsula Quasi-National Park |
|
---|---|
![]()
能登金剛
|
|
指定区域 | 北緯37度31分44秒 東経137度19分35秒 / 北緯37.52889度 東経137.32639度座標: 北緯37度31分44秒 東経137度19分35秒 / 北緯37.52889度 東経137.32639度 |
分類 | 国定公園 |
面積 | 9,672 ha[1] (2030年までに拡張予定)[2] |
指定日 | 1968年[1]5月1日[3] |
運営者 | 富山県・石川県 |
事務所 | 富山県生活環境文化部自然保護課 石川県環境部自然環境課 |
事務所所在地 | 富山県富山市新総曲輪1-7 石川県金沢市鞍月1-1 |
公式サイト | 能登半島・越前加賀海岸国定公園 |
能登半島国定公園(のとはんとうこくていこうえん)は、石川県・富山県を跨ぐ、能登半島の海岸を主体に指定されている国定公園である。
日本海側の外浦と富山湾側の内浦で対称的な景観が見られる。1968年(昭和43年)[1]5月1日に指定(越前加賀海岸国定公園と同日指定)[3]。指定面積は9,672haであるが[1]、2030年(令和12年)までに指定区域が拡張される予定となっている[1][2]。
主なスポット
- 外浦側(石川県)
- 内浦側(石川県・富山県)
関係市町村
ギャラリー
-
ゴジラ岩(珠洲市)
脚注
- ^ a b c d e f “能登半島、国定公園を拡張 環境省、新たに選定 白山国立公園も候補継続”. 北國新聞. (2022年6月15日). オリジナルの2022年6月15日時点におけるアーカイブ。 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b 『国立・国定公園総点検事業フォローアップ結果について』(プレスリリース)環境省自然環境局国立公園課、2022年6月14日 。2023年2月21日閲覧。
- ^ a b c “みんなの県政 昭和44年2月号” (PDF). 富山県総務課. p. 19 (1969年1月20日). 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b “雪割草 かれんに 門前・猿山岬の群生地”. 北陸中日新聞Web. (2021年3月28日). オリジナルの2021年3月27日時点におけるアーカイブ。 2023年2月21日閲覧。
関連項目
- 国定公園
- 世界重要農業遺産システム(世界農業遺産) - 石川県側が「能登の里山里海」として認定。
外部リンク
- 能登半島・越前加賀海岸国定公園 - 石川県生活環境部自然環境課
- ほっと石川旅ねっと 能登半島国定公園 - 石川県観光連盟
「能登半島国定公園」の例文・使い方・用例・文例
能登半島国定公園と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 能登半島国定公園のページへのリンク